自律神経失調症

自律神経失調症と鍼灸

現代病ともいわれるほど、患者数が年毎に増加傾向にあります。医科通院や服薬までに至らなくとも、普段の生活に支障をきたす程度にはQOL(生活の質)を低下させる厄介な疾患です。

自律神経とは

自律神経は、身体全体のバランスを保ってくれる存在です。主に臓器に分布し、各内蔵器官の動きを司っています。交感神経と副交感神経に分けられ、それぞれの神経が命令を送るかで臓器の動きは決まります。アクセル(亢進)か、ブレーキ(低下)かを支持し、身体が良い状態を保つためにバランス調整を行なっています。

自律神経が疲労すると

精神(メンタル)的なストレスや、内臓自体への負荷がかかりすぎると、自律神経は疲労します。バランスを保つ機能が低下すると、体のあちらこちらで不具合が生じることになります。

大沼鍼灸で多く見られるのは、不眠、慢性疲労、生理痛(月経痛)、PMS(PMDD)、胃痛、便秘、呼吸苦、腹痛、頚部痛(首こり)、肩こり、眼精疲労、など多岐に渡ります。

自律神経失調症の鍼治療

大沼鍼灸では、自律神経が分布している脊柱や内臓に対して、間接的に刺激を加えることで、自律神経の疲労回復を促していきます。主に頚〜肩部、頭部、顔面部、脊椎周辺、腹部に鍼灸をおこないますが、分布域、支配域が多く個人差も強くあります。より深いところから疲労を抜き去ることを目的に、まずは一番気になっている症状にアプローチをかけていきます。

自律神経失調症と診断された方へのインタビュー

大沼:まずはインタビューにご協力いただき、ありがとうございます。自己紹介からお願いします。

患者:内科医として勤務しています。(30代女性)5年前に自律神経失調症を発症しました。

大沼:自律神経失調症の症状について教えていただけますか?

患者:はい。めまいや立ちくらみ、息切れ、動悸、不安感などがありました。特に、不安感は常につきまとっていて、普段の生活に支障をきたすほどでした。

大沼:それは大変でしたね。どのようにして自律神経失調症を治療されたのですか?

患者:最初は病院に通い、薬を処方されていました。しかし、薬で症状が改善されず、むしろ副作用が出てしまったことから、他の治療方法を模索することにしました。

大沼:それで鍼灸治療を受けることになったんですね。どうして鍼灸治療を選ばれたのですか?

患者:友人の勧めもあって、鍼灸治療が自律神経失調症の改善に効果的だと聞いたことがきっかけでした。また、薬に頼りすぎず、自然治癒力を高めることができるという点も魅力的でした。

大沼:治療を受けてみて、症状に変化はありましたか?

患者:はい、すごく変化がありました。最初は何度か通ううちに、症状が軽減されていくのを感じました。そして、今では症状が出ることもほとんどなくなりました。

大沼:そうですか、それは良かったですね。最後に、今後鍼灸治療を受けようと考えている人に何かアドバイスがあればお願いします。

患者:自律神経失調症は、治療方法が人それぞれ違うので、自分に合った治療方法を見つけることが大切だと思います。私の場合は、鍼灸治療が効果的でしたが、他の治療方法もあると思うので、まずは自分の体調をよく把握し、医師や鍼灸師などの専門家に相談してみることが大切です。また、治療を受けるだけでなく、日常生活でもセルフケアを意識して、ストレスを減らすことや運動を取り入れることも重要です。自分自身ができることを積極的に取り入れることで、治療効果を高めることができると思います。

仙台市仙台市青葉区 大沼鍼灸