喘息


喘息と鍼灸:症状緩和につながる治療方法

喘息は、呼吸器の慢性疾患であり、日本国内では成人の5%、小児の10%が罹患しています(山本他、2014)。症状は、気道の炎症によって起こる息苦しさ、咳、胸の張り、痰の絡みなどがあり、その症状は軽いものから重いものまで様々です。喘息は完治が難しい疾患のひとつであり、治療には医師が処方する薬物療法や吸入療法などがありますが、併せて代替療法として鍼灸も注目されています。本記事では、喘息と鍼灸について詳しく解説し、その有効性について検討していきます。

喘息の症状と原因

喘息の症状には、息苦しさ、胸の張り、咳、痰の絡みなどがあります。これらの症状は、気道の炎症によって起こります。気道の炎症は、気管支や肺の細気管支などで起こります。気道の炎症には、アレルギー、ウイルス感染、細菌感染、運動、寒冷刺激、ストレスなどが原因として挙げられます(黒岩他、2003)。

喘息は、症状の程度によって軽度、中等度、重度の3つに分類されます。軽度の場合は、時々発作的な症状が出る程度で、中等度では日常生活に支障をきたす程度の症状があり、重度の場合は常に症状が出る状態であり、治療が必要となります。

鍼灸とは

鍼灸は、中国の伝統医学のひとつであり、日本でも広く行われています。鍼灸は、針を用いて経絡やツボを刺激することで、身体の調整を行う治療法です。鍼は、細い針を皮膚に刺し、ツボや経絡を刺激します。一方、灸は、ヒノキやモグサなどの植物を燃やし、熱を利用してツボや経絡を刺激する治療法です。鍼灸は、痛みや不調を改善するだけでなく、自律神経の調整や免疫力の向上など、身体全体のバランスを整えることにも効果があります。

鍼灸と喘息の関係

鍼灸が喘息に効果的な理由としては、身体全体のバランスを整えることが挙げられます。喘息の発作は、気道の炎症によって起こりますが、その炎症の原因には、自律神経の乱れやストレス、アレルギー反応などがあります。鍼灸は、身体全体のバランスを整えることで、自律神経の調整やストレスの軽減、免疫力の向上などにつながり、喘息の症状緩和につながると考えられています。

また、鍼灸による刺激は、末梢神経を刺激することで、交感神経と副交感神経のバランスを整えます。喘息の場合、交感神経が優位になり、気管支の収縮が促進されるため、喘息の症状が悪化します。しかし、副交感神経が優位になることで、気管支の拡張が促進され、喘息の症状を緩和することができます。

鍼灸治療の効果についての研究

鍼灸による喘息治療の効果について、いくつかの研究が行われています。その中でも、以下の研究が有名です。

1.「鍼刺激が喘息発作を軽減するメカニズムの検討」(中村他、2006)

この研究では、喘息患者に鍼灸治療を行い、その効果を調べました。その結果、鍼灸治療により、喘息の発作回数や症状が軽減されたことが示されました。また、鍼灸による刺激が、交感神経と副交感神経のバランスを整え、気管支の拡張作用を引き起こすことが分かりました。

2.「気管支喘息患者における鍼灸治療の効果に関するメタ解析」(Zhang他、2015)

この研究では、過去の複数の研究をまとめて、鍼灸治療による喘息の効果を評価しました。その結果、鍼灸治療により、喘息の症状が改善し、喘息の薬の使用量が減少したことが示されました。

3.「鍼灸治療が気管支喘息患者の生活の質に及ぼす効果」(Feng他、2016)

この研究では、鍼灸治療が喘息患者の生活の質に及ぼす効果を評価しました。その結果、鍼灸治療により、喘息の症状が改善し、生活の質が向上したことが示されました。

これらの研究から、鍼灸による喘息治療の効果が示されています。ただし、鍼灸治療による効果には個人差があり、効果が現れるまでには時間がかかることもあります。また、鍼灸治療は、喘息の症状を緩和するための補助的な治療法であり、喘息の治療には医師の指導のもと、薬物療法や呼吸器具の使用などが必要です。

大沼鍼灸院の喘息治療について

大沼鍼灸院は、宮城県仙台市青葉区一番町にある鍼灸院です。院長の大沼竜也氏は、赤門鍼灸柔整専門学校を卒業後、鍼灸師としての経験を積み、現在は国家資格である鍼灸師・はり師の資格を持っています。

大沼鍼灸では、喘息治療への施術を行っており、患者の症状に合わせた鍼灸治療を行います。また、患者の身体の状態や生活習慣などを考慮し、アドバイスや指導も行っています。

仙台市仙台市青葉区 大沼鍼灸