疲れを貯めないために、鍼灸師の私がしている事。

知ってるだけで疲れが減る(と思う)

「先生って疲れないの?」ってよく頂く質問です。

答えは「普通に疲れます」です。

疲れるんだけど、身体のあれこれを知っているので、ある程度のケアならできるから、すぐ良くなる。

個人的に、自分のケアとしていくつかの「やらないとスッキリしないケア」があります。

そのうちの一つが、胸郭あたりをゆるめる事です。

名付けるなら…「胸郭ストレッチ」?とかかな。

肋骨が重なって構成されるコレ(画像のやつ)を『胸郭(きょうかく)』といいます。

肋骨一本一本の間には筋肉がついていて、胸郭を大きく広げたり、小さく縮めたりする役割があります。

精神的なストレスを受けると特に呼吸は浅くなりがちです。

イコール胸郭の動きが阻害されるので、リラックスしたいタイミングでも緊張がとれず、休んでも疲れが取れない身体の完成です。

つまり、胸郭がゆるんだ状態を保つ事で、

「疲れを溜めない身体」になる事ができます。

そのために、やるのが「呼吸法」のまねごとです。

具体的には、画像の胸郭を思いっきり広げたり、思いっきり閉じたり、意識して呼吸をします。

胸郭がストレッチされるように、つっぱる感じがわかるように、息を吸い込みます。

吐く時も、その部位がギューっと縮むように吐きます。

胸、背中、脇、更に細かくしてこの部分を伸ばすー縮めるーという風にやっていくと、胸郭もゆるんで呼吸がとてもしやすくなるのがわかります。

コツは「気持ちよく」やる事。

無理に力が入ってしまう事が、一番良くありません。

この「胸郭ストレッチ」はだいぶマニアックだと思います。

が、ここが硬くなるだけで疲れが取れにくくなる、というのだけでも知っていると、身体の使い方は変わります。

なんとなく、頭の片隅に置いてあげてください。

精神的なストレスと言っても、強くしんどい事もあれば、遊びに行く、とかいつもの仕事、とかでも微細なストレスがあるのです。(ストレスの概念についてもまた後日投稿しますね)

常日頃、ちょっとした合間とか、施術中にも気が逸れない程度にやる事もあります。