ようこそ!
水のように。
身体を通し、知見を蓄え、
しなやかで強靭な心身の軸を作る。
生涯が成長とともにあることを願って。
マンツーマンセッション
マンツーマンでのセッションです。1回45分/1週×12
基本はInstagramのビデオチャットから。ご希望があればFaceTime、ZOOMでの対応も可能です。
メニューは『オンラインクラス』でご予約ください。
毎週毎週この曜日、何時何分。と言っていただければこちらで抑えることも可能です。
コンテンツ・スケジュール
心理学におけるレジリエンスに関わる知識と、身体心理学・大沼個人の見解による2軸での構成です。専用YouTubeチャンネルにて提供します。(アーカイブあり)。内容や日付が変更になる場合があります。
第1回 認知的再構成(Cognitive Reframing) / 身体を心をゆるませる
第2回 共感(Empathy) / 中丹田と脇と「情」
1. **セッションの目的とテーマ**
- 今回のセッションのテーマは「共感と中丹田」。心理学的な共感と身体心理学的な共感の関係を探ることを目的としています。
2. **共感の重要性**
- 共感が重要である理由は、多くの場合、他者とのコミュニケーションがストレスや負担の原因となるからです。
- 共感することで、他者の感情や状況を適切に理解し、より質の高いコミュニケーションを実現することができます。
- 相手の感情や反応を誤解すると、コミュニケーションが歪み、ストレスが増大する可能性があります。
3. **共感の3つの側面**
- **認知的共感**:相手の考えや信念、人生経験を頭で理解する共感。特に相手が目の前にいない場合やニュース、噂などでよく用いられます。この共感が適切に働かないと、相手の性格を誤解したり、人間関係が悪化することがあります。
- **情動的共感**:目の前で泣いている人や怒っている人を見たときに、心で感じる共感。非言語的な情報を通じて感情を感じ取ります。
- **慈悲的共感**:相手の内側にある苦しみや感情を理解し、それに基づいて助ける行動を取る共感。これが発達すると、他者のために尽くしたいという気持ちが生まれます。
4. **共感の発達と報酬**
- 共感は社会的生活を通じて徐々に培われていくものです。共感性の高い人の行動や言動が手本となり、それが社会的報酬(例:感謝、仕事の成功など)に結びつくことがあります。
- ただし、共感に対する報酬(例:信用を得る、必要とされるなど)への期待が強すぎると、共感に依存するようになり、人間関係が歪む可能性もあります。
5. **身体心理学における中丹田の役割**
- 身体心理学では、共感と関連する身体の感覚を「中丹田」として説明します。中丹田は、胸骨の裏側に位置し、呼吸や感情の中心とされています。
- 中丹田を意識することで、体内のエネルギーが強化され、共感力が高まります。
6. **中丹田の活性化と練習方法**
- 中丹田を活性化するために、胸骨の裏側を意識し、優しく手を当てながら呼吸する練習が推奨されます。これは、緊張する場面やコミュニケーションの際に有効です。
- また、脇の部分(懐)をほぐすことで、中丹田へのエネルギーや気の流れが良くなり、身体的な活力が高まります。
- 中丹田を意識しながらの呼吸は、特に緊張する場面で役立ち、柔らかく自然なコミュニケーションが可能になります。
7. **コミュニケーションでの実践方法**
- 実際のコミュニケーションの場面では、中丹田に手を当て、柔らかい放物線を描くように相手と接することが推奨されています。これにより、鋭い印象を与えることなく、柔らかく自然なコミュニケーションが実現できます。
- このイメージを持つことで、胸が閉じたり、呼吸が苦しくなることを防ぎ、よりリラックスした状態でコミュニケーションが取れるようになります。
8. **日常生活での応用**
- 日常生活の中でも、肋骨を伸ばす動作や、中丹田を意識した呼吸を取り入れることで、体の緊張を和らげ、リラックスを促進することができます。
- これらの練習を継続することで、自然と共感力や身体の感覚が向上し、日々のコミュニケーションやストレス対処に役立ちます。
このステップバイステップの概要により、セッションの内容が漏れなく網羅されています。
第3回 フロー(Flow) / 呼吸、横隔膜、内臓。
こちらのYouTube動画「フローと呼吸と横隔膜」の内容をステップバイステップでまとめます。
### 1. フローの概念
- **フローとは**: フローは心理学者のミハイ・チクセントミハイによって提唱された概念で、活動に完全に集中し、他のことが気にならなくなる状態のことです。スポーツ選手やアーティストがよく「ゾーンに入る」と表現することに似ています。
- **特徴**: フロー状態に入ると、外部からの干渉がなくなり、自分と活動が一体化する感覚や、楽しさや満足感、時間の感覚が変わるなどの特徴があります。
### 2. フローとメンタルの安定
- **フローとレジリエンス**: フロー状態は、ストレス耐性の強化やメンタルの安定に寄与します。社会的なストレスから一時的に解放されることで、本来の自分の感覚を取り戻すことができ、メンタルの強化に繋がります。
- **自己効力感の向上**: フロー状態は、達成感や自己効力感、自己肯定感の向上にも密接に関連しています。これにより、柔軟性や適応力、問題解決能力が高まり、メンタル面での強化が図れます。
### 3. フロー状態への入り方
- **仕事や趣味での没頭**: 既に没頭できる仕事や趣味を持っている人は、その活動を続けることでフロー状態に入りやすくなります。
- **日常生活でのフロー体験**: フロー状態に入りやすい活動がない場合は、日常生活の隙間時間でできる簡単な活動(例:呼吸法)を取り入れることが推奨されます。
### 4. 呼吸法とフロー
- **呼吸法の効果**: 呼吸は自律神経系と密接に関連しており、特に副交感神経を優位にすることでリラックス効果が得られます。また、呼吸法を用いることで、体内のガス交換が促進され、内臓のマッサージ効果も期待できます。
- **呼吸法の実践**: 呼吸を意識して行うことで、フロー状態を体験することが可能です。呼吸に伴う感覚を意識し、フィードバックを得て改善を試みることで、短期間でフロー体験を繰り返すことができます。
### 5. 実践呼吸法
- **基本的な呼吸法**: 仰向けになり、全身の力を抜いてリラックスした状態で行うのが理想的です。鼻から息を吸い、全身を風船のように膨らませるイメージで行います。
- **呼吸の感覚の分割**: 呼吸を胸の上部、下部、お腹、背中など、部位ごとに分けて感覚を意識しながら行います。特に横隔膜の動きを意識すると、内臓がマッサージされ、リラックス効果が高まります。
### 6. フロー体験の推奨
- **日常での実践**: 日常生活の中で隙間時間を利用して呼吸法を取り入れることで、生活の質が向上します。小さな積み重ねが長期的な効果をもたらします。
このまとめに基づいて、ぜひフロー状態を体験し、メンタルの安定や自己効力感の向上を目指してみてください。
第4回 グリット(Grit) / 安定と「下丹田」
以下のYouTube動画「grit(グリット)/安定と『下丹田』」の内容をステップバイステップでまとめます。
### 1. グリットの概念
- **グリットとは**: グリットは心理学での概念で、成功に向けて必要な情熱と粘り強さを指します。IQや経済的な力よりも、これらの要素が成功のために重要であるとされています。
- **要素**: グリットは「情熱」と「粘り強さ」の2つの要素から成り立っており、これが長期的な目標達成に重要な役割を果たします。
### 2. グリットと身体心理学の関係
- **情熱と粘り強さの鍛え方**: 身体心理学の視点から、グリットに必要な情熱や粘り強さをどう鍛えるかについて解説しています。具体的には、東洋の考え方における「下丹田(かたんでん)」の意識が重要であると述べています。
- **下丹田の役割**: 下丹田は、精神的な安定やぶれない心を持つための中心的な意識の場所とされています。この下丹田に意識を集中させることで、精神性を高める効果があります。
### 3. 下丹田と呼吸の関連性
- **下丹田の位置と役割**: 下丹田は、おへそと恥骨を結んだ線の真ん中にあり、そこに意識を持つことで、大角膜が動きやすくなり、呼吸が深くなるとされています。
- **呼吸と精神性**: 呼吸が深くなることで、身体のガス交換能力が向上し、脳や体に余計な負担がかかりにくくなります。これにより、精神的な安定や粘り強さが高まると考えられています。
### 4. 丹田と脳腸相関
- **脳腸相関の重要性**: 近年の研究で、腸の健康状態が脳に与える影響が非常に大きいことが明らかになっています。特に、幸せホルモンと呼ばれるオキシトシンが腸で生成されることが分かっています。
- **下丹田とオキシトシン**: 下丹田に意識を集中させることで、オキシトシンの生成が促進され、精神的な安定が保たれるとされています。
### 5. 下丹田の感覚の鍛え方
- **意識のクオリティ**: 下丹田に意識を集中させる際に、硬いイメージではなく、柔らかい感覚(例:ズシン、トロトロ)を持たせることが重要です。リラックスした状態で行うことが効果的です。
- **実践方法**: 寝ながら全身の力を抜いて、下丹田を手でさすることで、気持ちよい感覚を引き出します。この感覚を持ちながら呼吸を行い、下腹部が膨らむ感覚を意識します。
### 6. 努力感の少ないトレーニング
- **楽しい練習**: トレーニングは辛さを感じるものではなく、気持ちよさを追求するものです。これにより、トレーニングの継続が容易になり、自然と続けやすくなります。
- **効果の積み重ね**: 気持ちよさを感じながらトレーニングを続けることで、体の調子が良くなり、精神的な安定や粘り強さが高まります。
### 7. 最後のまとめ
- **グリットの達成**: 気持ちよさを追求したトレーニングを積み重ねることで、グリットの概念である情熱と粘り強さが育まれ、最終的には目標達成や成功に繋がると考えられています。
このように、下丹田に意識を集中させ、呼吸を整えることで、精神的な安定や粘り強さを育てることができるとされています。
第5回 自己同一性(Self-Identity) / 精神と身体の「軸」
以下のYouTube動画「自己同一性/精神と身体の『軸』」の内容をステップバイステップでまとめます。
### 1. 自己同一性の概念
- **自己同一性とは**: 自己同一性は、自分が誰で、何を大切にし、どうありたいのかを理解している状態を指します。具体的には、自分がどのように反応し、どのような感情や行動を取るかを予測できる状態です。これにより、不安や心配が減り、自信や自己効力感が高まります。
### 2. 自己同一性と身体の軸の関連性
- **身体と精神の軸**: 身体心理学的に、自己同一性は身体と精神の「軸」の概念と深く関連しています。自己同一性を確立するためには、身体と精神の軸がしっかりしていることが重要です。
- **軸の役割**: 身体の軸がしっかりしていると、精神的にも安定し、自己同一性が強化されます。軸があることで、脳が全身のパーツを一度に認識し、エネルギーやパフォーマンスが最適化されます。
### 3. 身体の軸の具体的な位置
- **軸の位置**: 身体の軸は、以下のポイントを結んだ線としてイメージできます。
- 頭のてっぺんの「百会(ひゃくえ)」というツボ
- 耳の後ろの骨
- 頚椎(首の骨)の前側
- 背骨の前側
- 中丹田(なかたんでん)、下丹田(かたんでん)、座骨の間
- 膝裏の真ん中、足首の内側、足裏のポイント
- **軸の意識**: これらのポイントを意識し、全身の力を抜いてリラックスした状態を作ることで、身体の軸が通りやすくなります。軸が通った状態では、身体の無駄な緊張が解け、脳への負担が軽減され、思考のパフォーマンスが向上します。
### 4. 軸の重要性と精神的な安定
- **精神的な安定**: 身体の軸がしっかりしていると、脳の思考能力や論理的な考え方も向上し、精神的な安定が保たれます。これにより、自分がどう反応し、どのように行動するかを敏感に察知できるようになり、自己同一性がさらに強化されます。
### 5. 日常生活への応用
- **普段の意識**: 日常生活でも、身体の軸を意識し、体で感じるようにすることで、自己同一性や精神的な安定が向上します。体の軸が整っていることで、自分自身をより深く理解し、外界からの影響を受けにくくなります。
このように、自己同一性を確立するためには、身体と精神の軸を意識し、身体の緊張を解いていくことが重要です。普段からこの意識を持つことで、精神的な安定と自己同一性を高めることができます。
第6回 自己効力感(Self-efficacy) / 裏ももと前進力
第7回 心理的柔軟性(Psychological Flexibility) / 手の脳における支配領域
第8回 成長マインドセット(Growth Mindset) / ぼんのくぼと脳疲労とバランス
第9回 感情調整(Emotional Regulation) / 鳥の目と客観と「上丹田」
第10回 マインドフルネス(Mindfulness)/ 継続して欲しいセルフケア深掘り解説1
第11回 ポジティブ心理学(Positive Psychology)/ 継続して欲しいセルフケア深掘り解説2
第12回 コーピング(Coping)/ 継続して欲しいセルフケア深掘り解説3