統合失調症

統合失調症について

統合失調症では、ものの感じ方、考えのまとまり、意欲や集中などに変化が起こります。症状の組合せや強さ、経過は人によって異なります。「やる気がなくなる病気」「コミュニケーションが下手になる病気」と、その人全体を説明できるものではありません。

症状を表す言葉の意味

幻覚や妄想、考えや話がまとまりにくい状態などを、陽性症状と呼びます。たとえば、周囲の人には聞こえない声が本人には聞こえることがあります。本人にとっては切実な経験であり、気のせいだと言うだけでは解決しません。

陰性症状は、意欲が出にくくなったり、楽しさを感じにくくなったりする変化を指します。表情や言葉が少なくなることもあります。「総じてネガティブになる」という性格の評価ではありません。

認知機能の変化として、注意を向け続けたり、情報を覚えたりすることが難しくなる場合もあります。作業の順序を考えにくくなることもあり、その人が困っている場面に即して支援を考えます。NIMHの統合失調症の解説

医療と生活の支援

治療には、薬物療法に加え、心理社会的な支援や家族への情報提供などがあります。症状が出た段階で精神科へつながり、医療と生活の支援を受けることが大切です。診断名だけで、その人の将来やできることを決めつけないでください。

当院へ相談するとき

統合失調症そのものの診断や治療は、精神科などの医療機関で継続することが基本です。鍼灸を相談する場合も、主治医の治療方針と現在の状態を踏まえて考えます。

当院では、その治療状況を伺ったうえで、身体の痛みやこわばり、日々の過ごしにくさについて相談します。幻覚や妄想を鍼灸で治せると約束するものではありません。眠れない日が続く、症状が急に強まるなどの変化があるときは、まず主治医へ連絡してください。