うつ病について
頑張りたいのに動けない。以前は楽しめたことに気持ちが向かない。うつ病では、気分だけでなく、睡眠、食欲、集中力、身体の疲れなどにも変化が起こります。怠けている、気持ちが弱い、といった性格の説明では捉えられません。
原因を一つに決めない
以前の本文では、ストレスを最も大きな原因とし、神経伝達物質の異常からうつ病になる、と説明していました。うつ病には、遺伝、生物学的な要因、生活環境、心理的な要因などが関わると考えられています。NIMHのうつ病の解説
薬が脳内の物質へ作用することと、その人のうつ病の原因が特定の物質の不足だとわかることは別です。医療機関では症状や経過を伺い、身体の病気や薬の影響なども含めて確認します。
つらさの現れ方は人によって違います
眠れなくなる人もいれば、眠りすぎる人もいます。食欲がなくなる場合と、食べすぎる場合もあります。考えが進まない、決められない、自分を強く責めるなどのつらさが出ることもあります。
すべての症状がそろうまで、相談を待つ必要はありません。仕事や身の回りのことが難しくなっている場合は、精神科やかかりつけの医療機関にご相談ください。治療は、状態に応じて心理療法や薬などを組み合わせて考えます。
「動けないから大丈夫」とは判断できません
旧本文にあった「急性期には体を動かす気力もないために心配はない」という説明は誤りでした。自殺や自傷の危険は、活動する元気の有無や、急性期・回復期という区分だけでは判断できません。
自分を傷つけたい気持ちがある、今すぐ実行しそうだと感じる場合は、一人で抱えず、身近な人や医療機関へ助けを求めてください。命に危険があるときは救急へ連絡してください。鍼灸の予約を待つ状況ではありません。
当院では、医療機関での治療を踏まえて、身体のこわばりや日々の負担について伺います。身体を緩めればうつ病が治ると約束したり、薬をやめるよう勧めたりすることはありません。
