眠れないつらさを、身体と生活から相談する
寝つくまでに時間がかかる。夜中に何度も目が覚める。朝早く起きてしまい、そのあと眠れない。眠りの悩みは、夜だけでなく、日中の疲れや仕事のしづらさにも関わります。
「まだ病院に行くほどではない」と思っていても、眠れない日が続いて生活で困っているなら、相談してよいと思います。床に入る時刻、眠り方、日中の過ごし方を伝えると、相談の手がかりになります。
不眠の治療には、複数の方法がある
慢性的な不眠には、眠りに関わる行動や考え方を扱う認知行動療法(CBT-I)などの治療があります。薬を使う場合も、種類や使う期間によって、期待できることと注意点が異なります。NHLBIの不眠の治療案内
「睡眠薬はどれも依存につながる」「薬を飲むと悪化する」と一括りにはできません。不安があれば、処方した医師や薬剤師に、今の薬の目的や使い方を確認してください。服用中の薬を、自分の判断で急に変えないことも大切です。
大沼鍼灸では、休もうとしている身体にも目を向ける
眠る時間を確保していても、横になると首や背中の張りが気になる。明日のことを考えるうちに、身体に力が入ってしまう。こうした困りごともお聞かせください。
当院では、頭や首、肩、背中などの状態を確認し、つらい部分や施術の刺激への反応を伺いながら進めます。身体のこわばりだけで不眠の原因を決めたり、そこを緩めれば深く眠れると約束したりはしません。
眠ろうとする気持ちは、そのときの身体や日中の過ごし方と切り離せない。私はそう考えています。寝室だけを変えれば済むのか、仕事や人間関係の負担も続いているのか。眠れない夜に何をしているかだけでなく、その夜を迎えるまでの生活についても伺います。
鍼灸の効果について
不眠を対象にした鍼灸の研究はありますが、研究の規模や方法に限界もあり、効果について確実な結論が出ているわけではありません。NCCIHの睡眠と補完療法の案内
施術を検討するときは、どこがつらく、何に困っているかを共有し、受けたあとも眠りや日中の状態を見ていきます。一晩の変化だけで結論を出さず、必要な医療と合わせて考えます。
すでに診療を受けている方は、現在の治療をお知らせください。「眠れない」だけでは説明しにくいときもあると思います。寝つきの悪さや、途中で起きてしまうこと、休んだ感じがしないことなど、話せるところからご相談いただけます。

