自分の考えが、声のように聞こえる
思考化声は、考想化声とも呼ばれます。自分が考えている内容が、声や音として聞こえる体験です。頭の中で言葉を使って考える普段の内言とは違い、本人には聞こえてくる声として体験されます。
思考伝播との違い
思考化声では「自分の考えが声として聞こえる」ことが中心です。一方、「口に出していない考えが周囲に伝わり、知られてしまう」と感じる体験は、思考伝播と呼ばれます。同じ人に両方が生じることもありますが、用語としては区別します。
どちらも、考えが実際に他人へ送られていることを示す言葉ではありません。本人にはそう感じられるため、人と会うことや考えることが怖くなる場合があります。
自分の体験をうまく説明できなくても、声の聞こえ方や、何が心配かをそのまま精神科やかかりつけの医療機関に伝えてください。用語を先に覚えたり、自分で病名を決めたりする必要はありません。
参考:柴山雅俊「解離症と統合失調症」(『精神神経学雑誌』127巻、2025年、III-1)、NIMHの精神病症状の説明。
仙台市青葉区 大沼鍼灸

