治療の回数や頻度
鍼治療の回数や頻度は、身体の状態や症状の重さ、慢性的なものなのか急に起こったものなのかといった要因で変わります。一般的に、最初は効果が表れるまでに少し時間がかかることもあり、短い頻度で集中的に施術を行うことをおすすめします。治療が進むにつれてお身体は改善していきますが、同時に日々のストレスも受け続けてしまうことから、効果が表れ始めたときに施術の間隔が空いてしまうと元に戻ってしまうこともあります(日々受けるストレスの量、元々の体質にもよります)。
受け始めの時期は少なくとも1週間に一度、多い場合は二度、三度と施術を行い、症状が落ち着いたら少し間隔を空けて治療を継続していくと効果が長続きするとされています。少しずつ施術の間隔を長く取り、いずれは施術を受けなくても調子のいい状態をキープできるようになることが理想ですね。
治療回数の目安
治療の回数や頻度には個人差がありますが、一般的に、治療を開始した当初は1週間に1~3回の頻度で間を空けずに3~6回、集中的に施術を行い、その後は様子をみながら頻度を決めていく傾向にあります。
慢性的な症状には、週に1~2回の頻度で長期間(数ヵ月~数年)治療を継続し、急性の場合は、間隔を空けずに短い頻度で集中的に施術を行い、症状が治まれば施術も終了となることが多いです。また、体質改善や体力向上が目的の場合は、2週〜1ヶ月に1回程度、定期的に長期間、継続して通います。症状・病気の予防や健康維持のために行う場合は、月に1~2回のペースで定期的に施術を受けるとよいでしょう。スポーツをしている場合には、月に1~2回など定期的に行うか、あるいは試合などの前後に施術を受け、調子を整えたりアフターケアを行ったりします。
子どもでも鍼治療を受けることはできますが、子どもの年齢や症状により治療期間や頻度が異なります。大人よりも刺激の弱い施術を、短い時間で行います。お子さんをお持ちの方には、ご自宅でできる小児鍼のやり方をお教えしますので、お気軽にご相談ください。私も娘がおり、小児鍼に助けられている一人です。