作為思考・思考吹入・思考伝播とは

自分の考えを、誰かに動かされているように感じる

作為思考とは、自分の考えが他人や外部の力によって作られたり、操られたりしていると感じる体験です。自分で考えているという感覚が失われ、誰かに考えさせられているように感じます。

こうした「させられている」という体験は、考えだけでなく、感情や身体の動きなどにも生じます。これらを含めて作為体験、またはさせられ体験と呼びます。

思考吹入

自分のものではない考えを、外から頭の中へ入れられたと感じる体験です。他人の話に影響されて意見が変わることとは違い、考えそのものが自分に入ってきたように体験されます。

思考伝播

口に出していない自分の考えが、外へ伝わって他人に知られていると感じる体験です。心の中にとどめているつもりのことまで知られてしまうと感じ、周囲の人に会うのがつらくなることがあります。

いずれも、外部から実際に操作されたり、考えが他人へ伝わったりしているという意味ではありません。本人がどのように体験しているかを説明する医学用語です。

相談するときは、何を考えたかに加えて、「自分の考えとは思えない」「誰かに知られるのが怖い」など、困っている感覚を伝えてください。精神科やかかりつけの医療機関で、睡眠や体調の変化も含めて相談できます。

参考:日本精神病理学会の考想被影響体験の分類、玉川大学の談話会報告にある思考吹入・させられ体験の説明。

仙台市青葉区 大沼鍼灸