能力や地位について、現実と食い違う確信が続く
誇大妄想は、自分には並外れた能力や財産、特別な地位や使命があると、現実と食い違う確信を持つ妄想です。強い自信があることや、大きな目標を語ることだけで判断されるものではありません。
躁状態や統合失調症などで現れる場合があります。診察では、発言の内容に加え、気分や睡眠、行動の変化と、その経過が検討されます。
どのような内容があるか
たとえば、実際の状況とは異なるのに、自分は特別な権力者の子孫だと確信する場合は「血統妄想」と呼ばれます。神などの特別な存在としての身分や使命を確信する「宗教妄想」もあります。ただし、信仰の内容だけで判断せず、その人が属する文化や宗教の背景を考慮します。
自分はどんな病気にもかからないと確信するなど、身体の強さについて現れることもあります。診察では、実際の体調や受診・服薬の状況とあわせて検討します。
身近な人が対応するとき
話を頭から否定して言い争ったり、おだてて確信を強めたりする対応は避けます。落ち着いて話を聞きながら、睡眠や食事が取れているか、お金の使い方や行動が急に変わっていないかに注意を向けてください。
本人が何をしようとしているのか、周囲が何を心配しているのかを具体的に整理すると、医療機関への相談で状況を伝えやすくなります。身近な人だけで判断や対応を抱えず、かかりつけの医療機関や地域の精神保健の相談窓口に相談してください。
参考:日本精神病理学会「誇大妄想」、NIMHの精神病症状の説明。
仙台市青葉区 大沼鍼灸

