不安症

支配観念(しはいかんねん)

強い不安・疑念

正常な人にも見られるものですが、疑念・不安といってもいい症状です。

妄想=確信

支配観念=強い疑念・不安

通常の人であれば、周囲の人から指摘されると、ある程度自分で抑制できるものもあります。が、一般に精神疾患と診断されるレベルの方の支配観念となると、かなり強い感情の疑念になりますので、なかなか拭うことは難しい。妄想と違って自分は間違っている可能性に気づいているため、自身を攻撃しやすいとも言えます。

仙台市仙台市青葉区 大沼鍼灸

迂遠(うえん)

言いたい事に辿り着くまでに、とにかく時間がかかる。

まわりくどい話し方になってしまうのが、迂遠と言います。観念奔逸とも似ていますが、こちらは言いたい事に辿り着く事ができます。

多くは、脳自体にダメージが見られる場合(認知症)、つまり脳器質性疾患で多く見られます。

また、高齢者やもともと不安の気が多い人でも起こり得ます。

端的に話す事ができなくなってしまうため、他人は患者との会話を面倒に思うようになり、孤立してしまう事がままあります。

ご本人でも自覚がある場合、ない場合、どちらも同じくらいな印象です。

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精神分析療法(せいしんぶんせきりょうほう)

対話によって相手の背景を分析する

有効なのは、いわゆる不安症である解離性障害強迫症などの精神疾患に限定されます。また、統合失調症に用いると逆に悪化させてしまう可能性もあり、要注意です。

フロイトという精神医が創始者であり、患者の問題や時間・場所などの条件に合わせて行う精神療法です。1週間に一回、45分程度の時間の中で面接形式で実施される事が多いです。

具体的には、支持的療法のようにただありのままを話していただくのですが、セラピスト側からも質問や問いかけをし、深掘りをしていく事が特徴です。ご本人も認識していない患者の背景にある「何か」を見つけるために掘り下げていくので、PTSDや統合失調症などには行わない事が多いと思います。

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