解離性障害

幻覚(げんかく)

何もないはずなのに感じてしまう。

幻覚は、対象物がないのに見えてしまうことを言います。

見間違いや聞き間違い、勘違いとは異なり、何もないところから何かを感じてしまうので、日常生活では他人の理解を得ることが難しく、患者の大きな負担の一つになってしまいます。

事実であるかは別として、本人は確かにそう感じたと言う事実だけを受け入れる事が大切です。

幻聴(げんちょう)

幻覚の中で最も多いのが幻聴です。幻聴に苦しむ方のほとんどが、暴言悪口が聞こえてくると訴えます。何かをしようとすると、行動を制限するような幻聴が聞こえてきたり、気分を落とすような事、存在自体を否定されるような言葉が聞こえてくることもあります。

さらに、耳で聞こえているものではないので、耳栓をしようが音楽を聴こうが消えません。気にするな、では済まされない苦しみがあります。

幻視(げんし)

幻視とは、何もないのに、本当に存在しているように見えてしまう症状です。

精神疾患による症状としてよりも、依存症の離脱症状、認知症(レビー小体型認知症)、ドラッグによるものなどが多いでしょう。

体感幻覚(たいかんげんかく)

体感幻覚とは、身体に感じる幻覚、です。

実際には身体に何も起こっていないのに、虫がはっている、頭の中を突かれている、身体を刺されている、などの感覚を感じます。

仙台市仙台市青葉区 大沼鍼灸

精神分析療法(せいしんぶんせきりょうほう)

対話によって相手の背景を分析する

有効なのは、いわゆる不安症である解離性障害強迫症などの精神疾患に限定されます。また、統合失調症に用いると逆に悪化させてしまう可能性もあり、要注意です。

フロイトという精神医が創始者であり、患者の問題や時間・場所などの条件に合わせて行う精神療法です。1週間に一回、45分程度の時間の中で面接形式で実施される事が多いです。

具体的には、支持的療法のようにただありのままを話していただくのですが、セラピスト側からも質問や問いかけをし、深掘りをしていく事が特徴です。ご本人も認識していない患者の背景にある「何か」を見つけるために掘り下げていくので、PTSDや統合失調症などには行わない事が多いと思います。

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