器質性精神障害

幻覚(げんかく)

何もないはずなのに感じてしまう。

幻覚は、対象物がないのに見えてしまうことを言います。

見間違いや聞き間違い、勘違いとは異なり、何もないところから何かを感じてしまうので、日常生活では他人の理解を得ることが難しく、患者の大きな負担の一つになってしまいます。

事実であるかは別として、本人は確かにそう感じたと言う事実だけを受け入れる事が大切です。

幻聴(げんちょう)

幻覚の中で最も多いのが幻聴です。幻聴に苦しむ方のほとんどが、暴言悪口が聞こえてくると訴えます。何かをしようとすると、行動を制限するような幻聴が聞こえてきたり、気分を落とすような事、存在自体を否定されるような言葉が聞こえてくることもあります。

さらに、耳で聞こえているものではないので、耳栓をしようが音楽を聴こうが消えません。気にするな、では済まされない苦しみがあります。

幻視(げんし)

幻視とは、何もないのに、本当に存在しているように見えてしまう症状です。

精神疾患による症状としてよりも、依存症の離脱症状、認知症(レビー小体型認知症)、ドラッグによるものなどが多いでしょう。

体感幻覚(たいかんげんかく)

体感幻覚とは、身体に感じる幻覚、です。

実際には身体に何も起こっていないのに、虫がはっている、頭の中を突かれている、身体を刺されている、などの感覚を感じます。

仙台市仙台市青葉区 大沼鍼灸