幻覚の現れ方
幻覚とは、対応する外部の刺激がないのに、声が聞こえたり、ものが見えたりする知覚の体験です。聞こえ方や見え方には個人差があります。本人には実際の声や姿のように感じられ、周囲と体験を共有できないことが負担になる場合があります。
周囲の人は、自分には聞こえない、見えないことを伝えながら、本人が感じている怖さや困りごとを聞いてください。幻覚の内容を事実として認めることと、その人の苦痛を受け止めることは別です。
幻聴
周囲で話している人がいないのに、声や音が聞こえる体験です。悪口や命令のような声もあれば、会話や音楽として聞こえることもあります。耳元で聞こえる、頭の中に響くなど、感じ方もさまざまです。
「気にしなければよい」と言われても、本人には難しいことがあります。どんな声が、いつ、どのくらい聞こえるか、眠りや生活への影響も含めて医療機関で相談してください。
幻視
そこにはない人や動物、ものなどが見える体験です。精神疾患のほか、認知症などの身体の病気、薬や飲酒の影響でも起こります。原因によって対応が変わるため、いつから見えるようになったか、体調や服薬に変化があったかを伝えることが役立ちます。
体感幻覚
身体の中に何かが入っている、内臓が動かされているなど、身体の内部に生じる異常な感覚を指します。診察や検査で、その感覚に対応する身体の病気があるかを調べたうえで判断されます。痛みや違和感を、周囲の判断だけで幻覚と決めることはできません。
幻覚は、一つの病気だけに現れる症状ではありません。新たに症状が出たときや、生活に支障が続くときは、精神科やかかりつけの医療機関に相談してください。
参考:厚生労働省の幻覚・妄想の説明、日本精神病理学会「幻聴」。
仙台市青葉区 大沼鍼灸
