うつ病

過食・拒食・異食(かしょく・きょしょく・いしょく)

制御が効かない食の異常、摂食障害。

過食・拒食・異食はそれぞれ単独の症状でも拒食症、過食症、異食症と疾患名でも呼ばれます。

うつ病、躁うつ病(双極性障害)で見られますが、異食症は主に認知症などで見られます。

過食症では、むちゃ食いとも呼ばれる気晴らしで大量に食事をしてしまう事、体がついてこずに後に吐き戻しがある事が挙げられています。

拒食症では、太ることに対しての恐怖心から吐き戻しを意図的に行なったり、異常に体重の増加に対して不安があります。

これらは衝動によって行動されるものであって、本人の意思では制御できないと言う点が辛いところです。周囲にこの症状で悩まれている方がいる場合は、温かい声がけをできると良いでしょう。

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自殺・自傷行為と、死にたい気持ちへの対応

自傷行為と、死にたい気持ち

自傷行為は、自分の身体を意図的に傷つける行為です。強い苦痛をなんとかしのごうとして行う人もいます。死ぬつもりがある場合と、そうでない場合があり、行為だけで気持ちを決めつけることはできません。

「死にたい」「消えてしまいたい」といった気持ちは、希死念慮と呼ばれます。背景には、病気のほかに、人間関係や生活上の困難などが重なることもあります。本人が何に苦しみ、今どのような助けを必要としているかを聞くことが大切です。

身近な人から打ち明けられたら

驚いたり心配になったりしても、まずは責めずに話を聞いてください。すぐに理由を問い詰めるより、「話してくれてありがとう」「今、何がいちばんつらい?」と声をかけ、本人の話を聞きます。

そのうえで、かかりつけの医療機関や相談窓口につながる手助けをしてください。今にも自分を傷つけそうなときは、一人にせず、周囲の人にも助けを求めます。支える人だけで対応を抱え込む必要はありません。

緊急時の連絡先

すでに重いけがをしている、意識がはっきりしないなど、命や身体に危険があるときは119番へ連絡してください。

宮城県で、夜間や休日に精神科を緊急に受診すべきか迷うときは、精神医療相談窓口の022-384-2811へ相談できます。受付は毎日17時から翌朝9時までと、土曜・日曜・休日の9時から17時までです。通院中の方は、まずかかりつけの医療機関へ連絡してください。

電話やSNSで気持ちを相談できる窓口は、厚生労働省の「まもろうよ こころ」にもまとまっています。宮城県の精神科救急の詳しい案内は、下のボタンから確認できます。

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カタトニア(緊張病)とは

動きや発話、周囲への反応が大きく変わる状態

カタトニアは緊張病とも呼ばれ、動きや発話、周囲への反応に特徴的な変化が現れる症候群です。ほとんど動かず話さなくなる場合も、強い興奮が現れる場合もあります。単に気持ちが緊張しているという意味ではありません。

統合失調症や気分障害のほか、身体の病気や薬などが関わる場合もあり、原因を医療機関で調べる必要があります。

代表的な症状

昏迷・無言

自分からの動きや発話が著しく減り、呼びかけにも反応しにくくなります。

拒絶症

指示に反応しなかったり、抵抗するような動きが見られたりします。本人が意地を張っていると決めつけず、症状として診察を受ける必要があります。

常同症・反響症状

同じ動きを繰り返すことを常同症と呼びます。他人の言葉を繰り返す反響言語や、他人の動きをまねる反響動作も見られます。

命令自動症

言われたことに、機械的に従うような反応が現れます。

カタレプシー・蝋屈症

他者によって動かされた姿勢をそのまま保つ状態は、カタレプシーと呼ばれます。手足を動かそうとした際に、軽い抵抗が続く蝋屈症とは区別されます。医療者が診察で確認する症状です。

衒奇症

普段の動作が、不自然に大げさな形で現れます。見た目の印象から、わざと演じていると判断できません。

食べられない、動けない状態を放置しない

食事や水分を取れない、長時間動けない状態では、脱水などの身体の問題も起きます。早急に医療機関へ相談してください。急に反応がなくなった、発熱を伴い状態が悪いなどの場合は、救急医療につなぐ必要があります。

参考:日本精神病理学会「緊張病症候群」UCLのカタトニアの診断解説

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昏迷とは。反応が乏しいときの理解と対応

自分から動くことや話すことが、著しく難しくなる

精神科でいう昏迷は、意識が保たれていても、自分からの動きや発話が著しく乏しくなり、周囲への反応がほとんど見られなくなる状態を指します。緊張病や重いうつ状態などで現れることがあります。程度が比較的軽い状態を、亜昏迷と呼ぶこともあります。

ただし、反応が乏しい人を見ただけで、意識が保たれているか、何が起きているかを判断できません。意識障害を伴う身体の病気などもあるため、医療機関での診察が必要です。急に呼びかけに反応しなくなったときは、119番へ連絡してください。

返事がなくても、本人に向けて話す

後になって、その間の声や出来事を覚えている人もいます。一方で、どの程度聞こえているか、記憶に残るかは一律には言えません。

返事をしないことを、無視や拒否と決めつけず、本人に分かる言葉で、これからすることを落ち着いて伝えてください。食事や水分を取れているかも、医療者に伝える大切な情報です。

参考:日本精神病理学会「昏迷」英国王立精神科医学会のカタトニアの説明

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ひきこもり

自分のスペースにひきこもる

多くの精神疾患でみられる、自分の家や部屋へひきこもってしまう状態です。

厚生労働省では、

仕事や学校へ行かず、友人や家族とのコミュケーションもとらず、

6ヶ月以上引きこもりの状態が続くこと

をひきこもりの定義としています。

精神疾患と診断されなくとも、上記の定義に当てはまればひきこもりとなりますが、実はこれ「行動」ですので、その背景に何があるのか、のほうが重要です。

他者とのコミュニケーションに恐怖心や不安があるために引きこもりに至る場合もあれば、

他者への興味関心が著しく低下する事で、外に出なくても良い⇨ひきこもりとなる事もあります。

好きなことが部屋で完結する人であれば、ほとんど家にいて、ご飯を食べるとき、歯磨き粉が切れた時だけ外出する、なんて人もいますので、他人の物差しで一方的に図るのも気をつけなければいけません。

介入が必要な場合は、本人(家族)がその生活に満足していない場合に限り、やはり本人の気持ちを知らずしては、逆に本人を苦しめてしまうことになります。

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離人症(りじんしょう)

世界が現実でないように感じる

離人症とは、体が自分自身ではないように感じてしまう症状です。

現実感がなく、画質の悪いモニターを見ているように世界を通して見ているような感覚という方もいました。

人によっては、魂だけがスゥーっと抜けて、高いところから自分を見ているような感覚があるようです。

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微小妄想とは。心気・貧困・罪業の妄想について

自分の価値や暮らしについて、強い否定的な確信が続く

微小妄想は、自分には価値がない、生きている意味がないといった考えが、妄想として続く状態を指します。自信を失ったり、自分を責めたりすることすべてを、妄想と呼ぶわけではありません。本人の確信の強さと現実との食い違いを、ほかの症状も含めて医師が判断します。

広い意味では、次のような妄想も含めて使われる言葉です。うつ病などで生じることがあります。

心気妄想

重い病気にかかっている、身体が取り返しのつかない状態になっていると確信する妄想です。身体の病気を心配することとは区別され、診察や検査の結果と、本人がどのように受け止めているかを踏まえて判断します。

貧困妄想

実際の生活状況や資産と食い違っていても、お金がなくなり、生きていけないと確信する妄想です。現実に家計が苦しいときの不安や相談は、その事情に即して支える必要があります。

罪業妄想・罪責妄想

取り返しのつかない罪や過ちを犯したと確信し、自分を責め続ける妄想です。実際の出来事に比べて著しく重い罪と感じたり、具体的な過失がないのに罰を受けるべきだと感じたりします。

身近な人にできること

本人がどれほど不安で、何を苦痛に感じているかを聞いてください。安心させようと説得を繰り返すより、今の生活を支えながら、医療機関へ相談する手助けをします。

眠れない、食べられない、自分を傷つけたいと話すなどの変化があれば、早めにかかりつけの医療機関へ連絡してください。声をかけるだけで解決しようとせず、治療や生活上の支援につなげることが大切です。

参考:日本精神病理学会「微小妄想」同「罪責妄想」

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思考制止(しこうせいし)

全てがゆっくりになってしまう

うつ状態の方に多く見受けられます。うつ病を診断する診断基準の項目にも選定されている症状です。

会話もゆっくり、行動もゆっくり、もちろん頭の回転もゆっくりになってしまいますが、本人は至って普通、もしくは精一杯急いでいます。頑張って急いでいる場合でも、周りからはゆっくりしているように見られてしまうため、本人は気を遣うこともあり大変な疲労を伴います。

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認知行動療法(にんちこうどうりょうほう)

物事のとらえかたを整える

認知行動療法は、認知(物事の解釈)をバランスよく整えて、円滑な行動を促していく療法です。

具体的には、「買い物に行った際に、店員に声をかけたが無視された。」という物事に対して、「忙しくて聞こえてないか」と思う人もいれば、「わざと無視された。なめられている。」と怒る人、「面倒な客だと思われて避けられた」と悲しい気持ちになる人など、実に多様な受け止め方をする人がいます。

自分にはどんな受け止め方のクセがあるのかを知り、であればどんな受け止め方をするように努めたら、穏やかに過ごせるのかを考えていきます。捉え方のクセをコントロールして、わかりやすくいえばポジティブになれる捉え方を身に付けていきます。

うつ病や不安障害に多く用いられ、症状によりますが統合失調症や神経発達症にも用いられる印象があります。

ただ、こちらも自分自身と向き合う事が必須であり、体調が安定しているかどうかには注意しながら用いる事が多いです。

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