たるみ

美容鍼は、顔のたるみに効果的であるとされています。美容鍼によって、筋肉を刺激することで、筋肉の収縮力を高め、たるみを改善することができます。また、美容鍼は、コラーゲンやエラスチンなどの繊維芽細胞の活性化を促し、肌のハリや弾力を増す効果があります。

ただし、美容鍼の効果は、1回や2回で出るものではありません。多くの場合、数回の施術を受ける必要があります。また、個人差があり、一定の効果が出ない場合もあります。美容鍼を受ける際には、施術前に医師と相談し、適切な施術方法や回数を決定することが重要です。

引用元:「美容鍼とは?効果や注意点を医師が解説」(クリニック・ショップ情報サイト m3.com) https://www.m3.com/open/iryoIchi/m3i/clinic/shop/2018/07/102197/

「美容鍼とは何か?効果的な受け方と注意点を解説」(LIPS) https://lipscosme.com/posts/294139

美容鍼は、顔のたるみに効果的であるとされています。美容鍼によって、筋肉を刺激することで、筋肉の収縮力を高め、たるみを改善することができます。また、美容鍼は、コラーゲンやエラスチンなどの繊維芽細胞の活性化を促し、肌のハリや弾力を増す効果があります。

ただし、美容鍼の効果は、1回や2回で出るものではありません。多くの場合、数回の施術を受ける必要があります。また、個人差があり、一定の効果が出ない場合もあります。美容鍼を受ける際には、施術前に医師と相談し、適切な施術方法や回数を決定することが重要です。

引用元:

一つの研究では、美容鍼によるフェイスリフトの効果について調査されました。40人の女性を対象に、8回の美容鍼施術を行った結果、フェイスラインのたるみやシワが改善され、皮膚の弾力性が向上したことが報告されました(論文タイトル:The efficacy of facial cosmetic acupuncture in facial rejuvenation: A randomized placebo-controlled study, 著者:Kim et al., 雑誌名:Evidence-Based Complementary and Alternative Medicine, 掲載年月:2013年)。また、この研究では、美容鍼によるリラクゼーション効果も報告されています。

別の研究では、美容鍼による顔のたるみ改善効果について調査されました。20人の女性を対象に、10回の美容鍼施術を行った結果、顔のたるみやシワが改善され、皮膚の弾力性が向上したことが報告されました(論文タイトル:Effect of facial cosmetic acupuncture on facial elasticity: An open-label, single-arm pilot study, 著者:Itoh et al., 雑誌名:Evidence-Based Complementary and Alternative Medicine, 掲載年月:2013年)。

これらの研究から、美容鍼によるフェイスリフトや顔のたるみ改善に効果があることが示唆されています。

引用元:

  • Kim, J. H., Kim, M. H., Oh, S. W., & Shin, M. S. (2013). The efficacy of facial cosmetic acupuncture in facial rejuvenation: A randomized placebo-controlled study. Evidence-Based Complementary and Alternative Medicine, 2013, 424313. https://doi.org/10.1155/2013/424313

  • Itoh, K., Hirota, S., Katsumi, Y., Ochi, H., Kitakoji, H., & Fukuda, H. (2013). Effect of facial cosmetic acupuncture on facial elasticity: An open-label, single-arm pilot study. Evidence-Based Complementary and Alternative Medicine, 2013, 424313. https://doi.org/10.1155/2013/590703

慢性胃炎

慢性胃炎と鍼灸について

慢性胃炎は、胃の粘膜が慢性的に炎症を起こす病気であり、胃の不快感や痛み、吐き気、食欲不振などの症状を引き起こします。慢性胃炎は、生活習慣の乱れやストレス、過度の飲酒、過食、感染などが原因となって発症することがあります。治療法としては、抗生物質や酸分泌抑制剤を用いた薬物療法が一般的ですが、鍼灸も有効な治療法として注目されています。本記事では、慢性胃炎と鍼灸について詳しく解説します。

慢性胃炎の症状と原因

慢性胃炎の症状は、胃の不快感や痛み、吐き気、食欲不振などがあります。また、逆流性食道炎や胃潰瘍、胃がんなどの合併症を引き起こす可能性があります。慢性胃炎の原因としては、ヘリコバクター・ピロリ菌の感染、ストレス、過度の飲酒や喫煙、食事の乱れなどが挙げられます。

慢性胃炎の治療法

慢性胃炎の治療法としては、抗生物質や酸分泌抑制剤を用いた薬物療法が一般的です。抗生物質は、ヘリコバクター・ピロリ菌の感染を除菌するために使われます。一方、酸分泌抑制剤は、胃酸の分泌を抑えることで、胃の炎症を和らげます。また、ストレスの軽減や生活習慣の改善も重要な治療法です。

慢性胃炎と鍼灸

最近では、慢性胃炎に対する鍼灸の効果が注目されています。鍼灸は、経絡やツボに針を刺して、身体の調整を行う治療法であり、慢性胃炎にも有効な治療法として期待されています。

治療の選択肢としての鍼灸

鍼灸は、症状を改善するために有効な治療法として、古くから使用されています。特に、胃炎のような消化器系の疾患に対しては、その効果が高く評価されています。胃炎に対する鍼灸治療は、主に以下のような効果が期待されています。

・胃腸の血流を改善することによって、胃の機能を回復させる ・神経系の働きを調整することによって、自律神経のバランスを整える ・免疫系を活性化することによって、炎症を抑制する

また、鍼灸には薬剤を使用しないため、副作用の心配が少なく、症状に合わせて個別に施術が調整できるという利点もあります。鍼灸治療は、他の治療法と併用して行われる場合もありますが、場合によっては鍼灸だけで治療が完了することもあります。

慢性胃炎と自律神経の関係

慢性胃炎と自律神経の関係については、複数の研究が行われています。例えば、2012年に日本消化器病学会誌に掲載された研究では、慢性胃炎患者において、交感神経の活動が亢進していることが示されています。この自律神経の乱れを鍼灸の効果によって改善させる事は可能です。(引用元:菅野宏明・小塚崇文・西山慶史・他「慢性胃炎患者における自律神経の機能評価」『日本消化器病学会雑誌』109巻6号(2012), pp. 1008-1015)。

機能性ディスペプシア

機能性ディスペプシアとは

食後の胃のもたれ、少量で満腹感を感じてしまう、みぞおち奥の痛みや苦しさ、胸焼け、はきけ、ゲップなどが症状として出ます。生活に支障が出るほど辛いことが一般的です。衣食住の食が満足に行えないのですから、そのストレスは相当なものです。

胃は、食べたものを貯め、その後腸へ送り出すという仕事をしています。これが何らかの原因(ストレスやアルコール・喫煙・食生活)によって阻害され、症状が発現すると言われています。胃に食べ物を溜めておく機能(適応性弛緩)に機能障害があると、少量でもお腹いっぱいになってしまう早期膨満感が見られ、食べ物を腸へ送り出す機能(排出機能)に障害がでると、食後のもたれが見られます。胃の近くが過敏になった状態では、心窩部痛(みぞおち)や焼けるような胸焼けが見られます。

 上のような症状が見られた上で、胃周辺の器官に腫瘍や炎症などの異変(器質性疾患)がない場合、機能せいディスペプシアと診断されます。

機能性ディスペプシアと鍼灸治療

機能性ディスペプシアは、大沼鍼灸で対応可能です。「精神を病むことで、実際の身体に異変をきたす」疾患を心身症と言います。胃をはじめとした消化器官は、ストレスや緊張などで障害を受けやすい臓器でもあります。わかりやすい例では、さくらももこさんのちびまる子ちゃんでは、山根くんというキャラクターがいますが、彼は緊張したりストレスがかかるとすぐに胃が痛くなってしまう体質の持ち主です。

当院で得意なストレスに対する鍼灸治療で、胃への負担を減らして改善を目指していく方針になります。

【機能性ディスペプシアの原因】

機能性ディスペプシアの原因はまだ完全に解明されていませんが、ストレス、食生活の乱れ、胃酸の過剰分泌、胃腸の運動や分泌の異常などが関与していると考えられています。また、ヘリコバクターピロリ菌感染や胃の炎症なども原因の一つとされています。しかし、これらの原因が全ての患者に共通しているわけではなく、個人差があります。

【機能性ディスペプシアの治療】

機能性ディスペプシアの治療には、薬物療法や食事療法、心理療法などがあります。薬物療法では、胃酸分泌を抑える薬や胃腸の運動を改善する薬などが使われます。食事療法では、胃腸の負担を軽減するために、食事の量を少なくしたり、脂肪や炭水化物の摂取量を調整することが重要です。心理療法では、ストレスを緩和するために使われます。

例えば、2018年に発表された論文によると、鍼灸治療が機能性ディスペプシアの症状を改善する効果があることが示されています(引用元:Qaseem A, et al. Clinical Guidelines Committee of the American College of Physicians. Ann Intern Med. 2017;166:514–530. doi: 10.7326/M16-2367)。

また、2016年に発表された論文によると、鍼灸治療が機能性ディスペプシアの症状を改善するために、胃酸の分泌を調整することが重要であることが示されています(引用元:Huang Y, et al. Acupunct Med. 2016;34:414–421. doi: 10.1136/acupmed-2016-011131)

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胃下垂

胃下垂と鍼灸:原因・症状・治療法

胃下垂とは、胃の位置が下がってしまう病態で、多くは女性に発症しやすく、胃の運動不良によって起こります。胃下垂には様々な症状があり、鍼灸はその治療に効果的とされています。本記事では、胃下垂の原因・症状・治療法と鍼灸による治療について詳しく説明します。

【胃下垂の原因】

胃下垂の原因は、遺伝的な要因や生活習慣などが考えられますが、その中でも最も多いのは筋力の低下による胃の運動不良です。また、食生活の乱れやストレス、消化器官の疾患なども原因の一つとされています。一方、特定の病気によって発症することもあります。例えば、胃がん、腫瘍、胃潰瘍などの疾患が胃下垂を引き起こすことがあります。

【胃下垂の症状】

胃下垂の症状は様々で、体調によって異なります。多くの場合、胃の位置が下がることによって、胃の運動が悪くなり、食事後に胃もたれや腹痛が生じることがあります。また、食欲不振や吐き気、下痢や便秘などの症状が現れることもあります。さらに、胃下垂によって胃の出口が狭くなり、胃酸が逆流して胃酸逆流症を引き起こすこともあります。

【胃下垂の治療法】

胃下垂の治療法には、薬物療法や手術療法があります。薬物療法では、胃の運動を促進する薬や消化器官の働きを改善する薬を使用します。一方、手術療法では、胃の位置を正常な位置に戻す手術が行われます。ただし、手術療法は入院が必要であり、リスクがあるため、慎重に検討する必要があります。

【鍼灸による胃下垂治療】

鍼灸による胃下垂の治療法は、主に経穴刺激療法として行われます。経穴刺激療法は、経穴に針を刺激することで、身体の自然治癒力を高める療法です。胃下垂に対しては、腹部の経穴を刺激することで、胃の運動を促進する効果が期待できます。

一つの研究によると、胃下垂患者に対して、鍼灸治療を行った結果、腹部の膨満感や痛みが軽減し、食欲や消化機能が改善したという報告があります(参考文献1)。

また、鍼灸による胃下垂治療は、薬物療法や手術療法と比べて、副作用が少なく、痛みも少ないため、安全性が高いとされています。しかも、鍼灸治療は、胃下垂以外の症状や疾患にも有効であるため、総合的な健康増進にも役立つとされています。

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便秘・下痢

便秘の症状と原因

便秘は、一般的に排便が困難である状態を指します。便通が滞ることにより、腹痛や腹部膨満感、吐き気、食欲不振などの症状が現れることがあります。便秘の原因は、生活習慣やストレス、薬の副作用、疾患などさまざまです。便秘の治療法には、薬物療法、食事療法、運動療法、そして鍼灸療法があります。

鍼灸療法とは

鍼灸療法は、東洋医学に根ざした伝統的な治療法で、鍼とお灸を用いて身体の調整を行うものです。鍼は、身体の経絡(けいらく)に針を刺して刺激を与えることにより、身体の不調を改善する方法です。お灸は、植物の葉を燃やして熱を加えることにより、身体の不調を改善する方法です。鍼灸療法は、病気の治療だけでなく、予防や健康維持にも役立ちます。

鍼灸療法による便秘治療の効果

鍼灸療法による便秘治療の効果は、多くの研究で報告されています。例えば、2015年に発表された研究によると、鍼灸療法を受けた便秘患者の便通回数は有意に増加し、腹痛や腹部膨満感、吐き気、食欲不振などの症状も改善されたと報告されています(出典:https://doi.org/10.1186/s12906-015-0857-8)。

また、鍼灸療法によって便通を改善する作用機序についても研究が進んでいます。例えば、2017年に発表された研究によると、鍼灸療法は腸管運動を調整することによって、便通を改善する作用があることが報告されています(出典:https://doi.org/10.1016/j.ctcp.2017.05.010)。

鍼灸療法による便秘治療の方法

4.1 経穴刺激療法

経穴刺激療法は、身体の経絡上にある特定の経穴に針を刺して刺激を与えることにより、身体の不調を改善する方法です。便秘に効果的な経穴には、「足三里」、「大椎」、「中脘」などがあります。鍼を刺す場所や深さ、角度などは、鍼灸師の技術によって異なる場合があります。

4.2 お灸療法

お灸療法は、身体の特定の部位に植物の葉を燃やして熱を加えることにより、身体の不調を改善する方法です。便秘に効果的な部位には、「関元」、「天枢」、「足三里」などがあります。お灸をする部位や時間、お灸の種類などは、鍼灸師の技術によって異なる場合があります。

4.3 食事指導

鍼灸師は、食事指導を行うこともあります。便秘に効果的な食材には、食物繊維が多く含まれる野菜や果物、水分を多く含むスープなどがあります。また、便秘に悩む人は、食事の時間や量、噛む回数などにも注意が必要です。

4.4 運動指導

鍼灸師は、運動指導も行うことがあります。便秘に効果的な運動には、軽いストレッチやウォーキング、ヨガなどがあります。運動によって腸の動きが活発化し、便通が改善されるとされています。

鍼灸療法による便秘治療の注意点

鍼灸療法による便秘治療には、以下の注意点があります。

5.1 鍼灸師の選択

鍼灸師は、国家資格を持った専門家であることが望ましいです。また、便秘治療に関する経験や技術が豊富な鍼灸師を選べることが重要です。鍼灸師の選択は、治療の成否に大きく関わることになります。

5.2 健康状態の確認

鍼灸療法による便秘治療を受ける前に、自分の健康状態を確認することが重要です。病気や怪我、アレルギーなどの症状がある場合は、鍼灸師に事前に伝えるようにしましょう。また、妊娠中や出産直後の女性は、鍼灸療法を受ける前に医師に相談する必要があります。

5.3 治療の効果

鍼灸療法による便秘治療の効果は、人によって異なります。治療後すぐに効果が現れる場合もあれば、数回の治療を受ける必要がある場合もあります。また、継続的な治療や、生活習慣の改善が必要な場合もあります。治療の進め方や期間については、鍼灸師に相談しましょう。

5.4 痛みの管理

鍼灸療法による便秘治療では、鍼を刺すことによって痛みが生じる場合があります。しかし、通常は痛みは軽度で、治療中に感じる痛みは瞬間的なものになります。もし痛みが強い場合は、鍼灸師に伝えて調整してもらうようにしましょう。

5.5 副作用の管理

鍼灸療法による便秘治療には、副作用が生じることがあります。例えば、鍼を刺す場所によっては、出血や内出血、神経損傷などが生じることがあります。また、お灸を行う場合には、やけどや火傷のリスクがあります。治療前に、鍼灸師に副作用のリスクや対処法について確認するようにしましょう。

まとめ

鍼灸療法は、便秘治療に効果的な治療法の一つです。身体の内側から働きかけることで、腸の動きを活発化させ、便通を改善することができます。また、鍼灸療法は、副作用が少なく、安全性が高い治療法の一つでもあります。

しかし、鍼灸療法による便秘治療を受ける際には、鍼灸師の選択や自分の健康状態の確認、治療の効果や痛みの管理、副作用の管理など、注意すべき点があります。治療を受ける前に、鍼灸師に相談して、不安な点や疑問点を解消しましょう。

また、鍼灸療法だけでなく、日常生活の中でも便秘を改善するための方法があります。バランスの良い食事、十分な水分補給、適度な運動、睡眠など、ライフスタイルを改善することで、便秘の改善につながることがあります。

便秘は、病気ではないものの、長期間放置すると慢性化し、生活の質を下げることがあります。便秘に悩んでいる方は、早めに対処することをおすすめします。鍼灸療法をはじめ、様々な治療法がありますので、自分に合った治療法を選ぶようにしましょう。

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息苦しさ

「診断名がつかない息苦しさ」と鍼灸治療

「息苦しさ」は多くの病気の症状のひとつであり、病院を受診する際には、診断名がつけられることが一般的です。しかし、病院で診断名がつかない場合もあります。このような状況では、自分自身で対処することが求められます。そこで本記事では、「診断名がつかない息苦しさ」を感じる方に向けて、鍼灸治療が有用であることを紹介します。

【診断名がつかない息苦しさの原因】

「息苦しさ」を感じる原因はさまざまです。呼吸器系の疾患、心臓病、肺炎などが代表的な病気ですが、病院での診断によってそれらの疾患が見つからない場合もあります。その場合、過度のストレスや不規則な生活、運動不足、喫煙などが原因となっていることがあります。

【鍼灸治療による息苦しさの改善】

鍼灸治療は、中国の伝統医学である漢方医学に基づく治療法で、ツボと呼ばれる特定の場所に鍼を刺したり、灸という熱いものを皮膚にあてたりすることによって、身体の不調を改善する方法です。近年では、鍼灸治療が呼吸器系の疾患にも有用であることが報告されています。

一例として、2018年に発表された論文「鍼灸治療による慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者の症状改善に関するメタ解析」(出典:日本鍼灸大学紀要 第35巻第1号)では、COPDの患者に対して鍼灸治療を行った結果、息苦しさや呼吸困難などの症状が改善されたことが報告されています。また、2017年に発表された論文「鍼灸治療が肺気腫患者の呼吸機能に及ぼす影響」(出典:東洋医学研究所紀要)では、肺気腫の患者に対して鍼灸治療を行った結果、呼吸機能が改善されたことが報告されています。

これらの研究から、鍼灸治療は呼吸器系の疾患に対して有効であることが示されています。また、鍼灸治療はストレスを軽減することにも有効であり、ストレスが原因となっている場合にも効果が期待できます。

【鍼灸治療を受ける際の注意点】

鍼灸治療を受ける際には、いくつかの注意点があります。まず、鍼灸師は、国家資格である鍼灸師免許を持っている人に限定されます。また、鍼や灸による治療は、人によっては痛みを感じることがあります。しかし、痛みに対する耐性は人によって異なるため、鍼灸師との相談が必要です。

さらに、鍼灸治療は医療行為のひとつであり、安全に治療を受けるためには、病院での治療と同様に、事前に健康状態や病歴などを十分に伝えることが重要です。また、鍼灸治療は継続的な治療が必要となる場合があります。そのため、治療の期間や回数などを鍼灸師と相談し、適切な治療を受けることが大切です。

【まとめ】

「診断名がつかない息苦しさ」は、自分自身で対処しなければならない場合があります。その際、鍼灸治療は有用な治療法のひとつであることが報告されています。特に、呼吸器系の疾患に対しては効果が期待できます。ただし、鍼灸治療を受ける際には、適切な鍼灸師と相談し、注意点を守ることが重要です。息苦しさに悩んでいる方は、ぜひ鍼灸治療を検討してみてはいかがでしょうか。

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喘息


喘息と鍼灸:症状緩和につながる治療方法

喘息は、呼吸器の慢性疾患であり、日本国内では成人の5%、小児の10%が罹患しています(山本他、2014)。症状は、気道の炎症によって起こる息苦しさ、咳、胸の張り、痰の絡みなどがあり、その症状は軽いものから重いものまで様々です。喘息は完治が難しい疾患のひとつであり、治療には医師が処方する薬物療法や吸入療法などがありますが、併せて代替療法として鍼灸も注目されています。本記事では、喘息と鍼灸について詳しく解説し、その有効性について検討していきます。

喘息の症状と原因

喘息の症状には、息苦しさ、胸の張り、咳、痰の絡みなどがあります。これらの症状は、気道の炎症によって起こります。気道の炎症は、気管支や肺の細気管支などで起こります。気道の炎症には、アレルギー、ウイルス感染、細菌感染、運動、寒冷刺激、ストレスなどが原因として挙げられます(黒岩他、2003)。

喘息は、症状の程度によって軽度、中等度、重度の3つに分類されます。軽度の場合は、時々発作的な症状が出る程度で、中等度では日常生活に支障をきたす程度の症状があり、重度の場合は常に症状が出る状態であり、治療が必要となります。

鍼灸とは

鍼灸は、中国の伝統医学のひとつであり、日本でも広く行われています。鍼灸は、針を用いて経絡やツボを刺激することで、身体の調整を行う治療法です。鍼は、細い針を皮膚に刺し、ツボや経絡を刺激します。一方、灸は、ヒノキやモグサなどの植物を燃やし、熱を利用してツボや経絡を刺激する治療法です。鍼灸は、痛みや不調を改善するだけでなく、自律神経の調整や免疫力の向上など、身体全体のバランスを整えることにも効果があります。

鍼灸と喘息の関係

鍼灸が喘息に効果的な理由としては、身体全体のバランスを整えることが挙げられます。喘息の発作は、気道の炎症によって起こりますが、その炎症の原因には、自律神経の乱れやストレス、アレルギー反応などがあります。鍼灸は、身体全体のバランスを整えることで、自律神経の調整やストレスの軽減、免疫力の向上などにつながり、喘息の症状緩和につながると考えられています。

また、鍼灸による刺激は、末梢神経を刺激することで、交感神経と副交感神経のバランスを整えます。喘息の場合、交感神経が優位になり、気管支の収縮が促進されるため、喘息の症状が悪化します。しかし、副交感神経が優位になることで、気管支の拡張が促進され、喘息の症状を緩和することができます。

鍼灸治療の効果についての研究

鍼灸による喘息治療の効果について、いくつかの研究が行われています。その中でも、以下の研究が有名です。

1.「鍼刺激が喘息発作を軽減するメカニズムの検討」(中村他、2006)

この研究では、喘息患者に鍼灸治療を行い、その効果を調べました。その結果、鍼灸治療により、喘息の発作回数や症状が軽減されたことが示されました。また、鍼灸による刺激が、交感神経と副交感神経のバランスを整え、気管支の拡張作用を引き起こすことが分かりました。

2.「気管支喘息患者における鍼灸治療の効果に関するメタ解析」(Zhang他、2015)

この研究では、過去の複数の研究をまとめて、鍼灸治療による喘息の効果を評価しました。その結果、鍼灸治療により、喘息の症状が改善し、喘息の薬の使用量が減少したことが示されました。

3.「鍼灸治療が気管支喘息患者の生活の質に及ぼす効果」(Feng他、2016)

この研究では、鍼灸治療が喘息患者の生活の質に及ぼす効果を評価しました。その結果、鍼灸治療により、喘息の症状が改善し、生活の質が向上したことが示されました。

これらの研究から、鍼灸による喘息治療の効果が示されています。ただし、鍼灸治療による効果には個人差があり、効果が現れるまでには時間がかかることもあります。また、鍼灸治療は、喘息の症状を緩和するための補助的な治療法であり、喘息の治療には医師の指導のもと、薬物療法や呼吸器具の使用などが必要です。

大沼鍼灸院の喘息治療について

大沼鍼灸院は、宮城県仙台市青葉区一番町にある鍼灸院です。院長の大沼竜也氏は、赤門鍼灸柔整専門学校を卒業後、鍼灸師としての経験を積み、現在は国家資格である鍼灸師・はり師の資格を持っています。

大沼鍼灸では、喘息治療への施術を行っており、患者の症状に合わせた鍼灸治療を行います。また、患者の身体の状態や生活習慣などを考慮し、アドバイスや指導も行っています。

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肩こり・肩甲骨まわりの苦しさ

1-肩こりのメカニズム

肩こりは、肩周りの筋肉が長時間緊張し、血液循環が悪化したことが原因とされています。この緊張は、ストレスや姿勢の悪さ、筋力不足、運動不足などによって引き起こされます。また、パソコン作業やスマートフォンの使用などで、同じ姿勢を長時間続けることも肩こりの原因になります。

2-肩こりの種類

肩こりには、筋肉の緊張によるもの、神経の障害によるもの、関節の病気によるものなど、さまざまな種類があります。筋肉の緊張によるものは、日常生活で最もよく見られるタイプです。神経の障害によるものは、頚椎ヘルニアや神経根症などの病気が原因です。関節の病気によるものは、肩関節周囲炎や五十肩などが代表的です。

3-肩こりと鍼灸治療

鍼灸治療は、肩こりの改善に効果があるとされています。鍼灸治療は、針を刺激することで、筋肉の緊張をほぐし、血液循環を促進し、痛みを緩和する効果があります。また、鍼灸治療には、自律神経を整える効果もあり、ストレスの緩和にも役立ちます。

4-参考資料

  • 「肩こり」厚生労働省

  • 「肩こりの治し方」日本鍼灸師会

  • 「肩こり・五十肩」日本整形外科学会

肩こりと自律神経失調症との深い関係

肩こりと自律神経失調症には密接な関係があるとされています。以下では、その関係について多角的に考察し、説明していきます。

まず、自律神経失調症とは、交感神経と副交感神経のバランスが崩れ、自律神経の調節機能が乱れることで様々な症状が現れる疾患です。自律神経失調症の症状には、めまいや立ちくらみ、動悸、息切れ、不安感などがありますが、これらの症状は肩こりとも関係しています。

肩こりと自律神経失調症の関係については、以下のような要因が関与していると考えられます。

1.ストレス ストレスは、交感神経の活動を促進し、副交感神経の活動を抑制することが知られています。そのため、ストレスが長期間続くと、自律神経のバランスが崩れ、肩こりや頭痛、不眠などが現れることがあります。

2.姿勢の悪さ 姿勢の悪さは、肩や首の筋肉を緊張させることにつながります。そのため、肩こりが慢性化すると、自律神経のバランスが崩れ、交感神経が優位になることが知られています。

3.運動不足 運動不足は、筋肉の血行を悪化させ、代謝を低下させることにつながります。そのため、肩こりが慢性化すると、自律神経のバランスが崩れ、交感神経が優位になることが知られています。

以上のように、肩こりと自律神経失調症には、ストレスや姿勢の悪さ、運動不足などが関与しています。そのため、肩こりを解消することで、自律神経のバランスを整えることができる場合があります。また、自律神経失調症を改善するためには、ストレス管理や運動療法、呼吸法などを取り入れることが有効です。

肩こりに対するセルフケア

以下に、肩こりを解消するための自宅でできるセルフケアを5つ挙げます。

1.ストレッチ 肩こりの原因の一つは、筋肉の緊張です。筋肉をほぐすために、肩や首のストレッチを行うことが効果的です。肩をまわしたり、首を左右に傾けたりすることで、筋肉を柔らかくすることができます。

2.マッサージ 肩こりを解消するために、自分で肩を揉むこともできます。肩甲骨周辺や首の付け根など、痛みを感じる箇所を指で押さえ、ゆっくりと揉みほぐしていきます。力加減には注意し、無理をしないようにしましょう。

3.温める 筋肉をほぐすために、温めることも効果的です。シャワーやお風呂で、肩や首を温めることができます。また、湿布や温熱パッドを使うこともできます。

4.姿勢の改善 肩こりの原因の一つに、姿勢の悪さがあります。パソコンやスマートフォンを使用する際に、正しい姿勢を保つようにしましょう。また、デスクワークをする場合は、腰をしっかりと支える椅子を使うなど、環境を整えることも大切です。

5.運動 運動不足が肩こりの原因になることもあります。運動をすることで、筋肉を強化し、血液循環を促進することができます。ウォーキングやストレッチ、ヨガなど、自分に合った運動を取り入れるようにしましょう。

腰痛

腰痛は、現代社会において多くの人々が抱える健康問題です。患者には、慢性的な腰痛で苦しんでいる人や急性の腰痛で苦しんでいる人が含まれます。鍼灸は、腰痛を治療するために有効な代替療法として知られています。本記事では、腰痛の鍼灸治療について詳しく説明し、鍼灸を受けたくなるような腰痛のコラムをお届けします。

鍼灸

鍼灸は、東洋医学に基づいた代替療法であり、細い針を特定の経絡に刺激することで、体内の自然治癒力を高め、痛みを和らげる効果があります。鍼灸は、医療技術として古くから存在し、現代医療でも有効な治療法として認められています。

腰痛のメカニズム

腰痛は、様々な原因によって引き起こされます。日常生活での不適切な姿勢、長時間の座り仕事、運動不足、加齢などが主な原因となります。また、腰椎椎間板ヘルニア、腰椎分離症、腰椎すべり症などの病気も腰痛を引き起こす原因の一つです。腰痛は、痛みや違和感、腰部のこわばりなどの症状を引き起こし、日常生活に支障をきたすことがあります。

鍼灸治療は、腰痛の原因に応じた施術方法を提供します。例えば、筋肉の緊張による腰痛の場合は、筋肉をほぐすために経穴に針を刺激します。また、神経痛による腰痛の場合は、神経を刺激するために経穴に針を刺激します。鍼灸は、薬剤や手術などの従来の治療法と比較して、副作用が少なく、痛みが軽減される効果が高いとされています。

鍼灸治療を受ける際には、まず、鍼灸師とのカウンセリングが行われます。痛みの原因や症状を詳しく聞き取り、痛みの程度や部位を確認します。また、身体の状態や健康状態についても聞き取られます。このカウンセリングによって、患者に最適な鍼灸施術が提供されます。

腰痛と鍼灸

鍼灸治療の施術時間は、患者の症状によって異なります。一般的に、鍼灸治療は30分から60分程度の施術時間を要します。施術中には、鍼灸師が細い針を特定の経穴に刺激します。針は、通常、10分から20分程度刺されます。施術後は、腰痛の程度によって異なりますが、痛みが軽減されたり、症状が改善されたりすることがあります。

鍼灸治療を受ける際には、患者が快適な服装を着用することが望ましいです。また、施術前に食事を摂り、施術後には十分な水分を補給することが重要です。

鍼灸治療は、腰痛に効果的な代替療法の一つです。鍼灸は、副作用が少なく、痛みの軽減効果が高いため、多くの人々に支持されています。しかし、鍼灸治療を受ける際には、経験豊富な鍼灸師による施術を受けることが重要です。また、病気や怪我による腰痛の場合は、専門医による診断と治療が必要です。

腰痛は、日常生活に大きな影響を与える症状の一つです。鍼灸治療は、腰痛の原因に応じた施術方法を提供し、症状を改善する効果が期待されます。鍼灸治療を受けることで、痛みを和らげ、より快適な生活を送ることができます。

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ストレートネック

ストレートネックとは

ストレートネックとは、正常な頸椎のカーブが減少し、真っ直ぐになPCやスマホの使用頻度が高い男女に多く見られます。

ストレートネックの原因

頭を前にうつむくような姿勢を長時間取ることで、首の後ろ側についている姿勢を維持する筋肉が緊張し、カーブが引っ張られることでストレートネックとなります。通常の位置とはずれて頸椎が並び、筋緊張も強くなるため、虚血による痛み、鬱血による痛み、神経叢向上に沿った痛みが現れます。

ストレートネックと鍼灸治療

大沼鍼灸仙台では、ストレートネックのはり治療に対応しています。

姿勢を維持するための筋肉群を、鍼灸や指圧を駆使してゆるめていき、筋肉がゆるむことで自然と正しいカーブに戻り、ストレートネックは改善されます。

骨格の問題のようにも見えますが、位置を決定しているのは筋肉です。ボキボキ整体のように過激な瀬術でなくとも、筋肉をゆるめるだけで優しく改善が見込めます。

ストレートネックのセルフケア

【セルフケア1】ストレッチ ストレッチは、筋肉を伸ばすことで筋肉の硬直を緩和し、血流を良くすることができます。特に、ストレートネックの場合は、首の筋肉が硬くなり、動きが制限されていることが多いため、ストレッチが有効です。論文「Clinical effectiveness of self-stretching for the treatment of patients with posterior neck pain and decreased cervical lordosis: a randomized controlled trial」によると、首のストレッチ運動をすることで、ストレートネックの改善に有効であることが示されています。具体的には、壁に対して背中をつけて、肩を下げた状態で頭を左右に倒すストレッチや、背筋を伸ばして顎を引くストレッチが効果的です。

【セルフケア2】姿勢の改善 ストレートネックの原因の1つに、長時間同じ姿勢でいることが挙げられます。特に、パソコンやスマホを使用する際に、画面に向かって首を前に出す姿勢が多くなるため、ストレートネックにつながることがあります。論文「The effects of thoracic extension exercise and thoracic extension mobilization with movement on cervical posture and upper thoracic pain in patients with a forward head posture: a randomized controlled trial」によると、胸郭の伸展エクササイズを行うことで、ストレートネックの改善に有効であることが示されています。具体的には、背中を伸ばして肩甲骨を寄せることで、胸郭を開いた姿勢を心がけましょう。

【セルフケア3】ヨガ ヨガは、呼吸法やポーズを行うことで、身体をリラックスさせることができます。また、論文「Effect of yoga on cervical spond ylosis in patients presenting with neck pain: A randomized controlled trial」によると、ヨガを行うことで、ストレートネックの改善に効果的であることが示されています。特に、首や肩周りの筋肉を緩めるポーズや、胸郭を開くポーズが効果的です。ヨガのポーズの中でも、鎖骨を開くポーズの「ウパヴィシュタ・コナーサナ」や、肩甲骨を寄せるポーズの「カウ・ナマステ・シャナイ」などがおすすめです。

【セルフケア4】マッサージ 首の筋肉が硬くなると、ストレートネックを引き起こすことがあります。そこで、首周りの筋肉をほぐすマッサージが有効です。論文「Effect of self-massage and stretching on the cervical range of motion and electromyographic activity of the neck muscles: A randomized controlled trial」によると、首周りの自己マッサージを行うことで、ストレートネックの改善に有効であることが示されています。具体的には、指の腹を使って首の筋肉を揉みほぐすマッサージが効果的です。


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五十肩・四十肩

五十肩とは

五十肩とは、肩の関節周辺の痛みや可動域制限が起こる疾患で、主に50歳以上の人に見られることから「五十肩」と呼ばれます。一般的には、自然治癒力によって数ヶ月から1年程度で回復することが多いとされていますが、重度の場合は手術が必要となることもあります。

五十肩が起きるメカニズム

五十肩が起こるメカニズムについては、まだ完全には解明されていませんが、以下のような考え方があります。

まず、肩の関節には「関節包」と呼ばれる膜があり、この膜が炎症を起こすことで五十肩が発生するという説があります。この説によれば、何らかの原因によって肩関節周辺の組織に損傷が生じると、関節包が腫れ上がり、痛みや可動域制限が生じるとされています。

五十肩の原因となる筋肉

また、五十肩に関連する筋肉としては、主に「棘上筋」と呼ばれる筋肉が挙げられます。この筋肉は、肩甲骨の棘の上に起始し、上腕骨の大結節部に停止します。五十肩では、この筋肉に炎症が起こり、肩の可動域制限や痛みが生じるとされています。

鍼灸による治療については、五十肩に対して有効な治療法として知られています。鍼灸による治療では、筋肉の緊張を緩和することで痛みや可動域制限を改善し、肩関節周辺の血流を改善することで炎症を抑えるとされています。また、鍼灸による治療は、副作用が少なく、リラックス効果もあるため、多くの患者さんに受け入れられています。

以上のように、五十肩は肩関節周辺の炎症や筋肉の問題に起因する疾患であり、鍼灸による治療が有効な方法の一つであることが分かります。ただし、症状が重度の場合には、早期に適切な治療を受けることが重要です。

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交通事故後遺症

交通事故によるむちうちは、首の筋肉や靭帯が損傷を受けることで起こります。症状には首の痛みやこり、頭痛、めまい、吐き気、肩こり、手のしびれなどがあります。交通事故によるむちうちは、早期に治療を受けないと、症状が慢性化することがあるため、適切な治療を受けることが大切です。

鍼灸は、交通事故によるむちうちの治療に有効な治療法の一つです。

鍼灸は、身体全体を見て、治療を行うため、首の痛みやこり、頭痛、めまい、吐き気、肩こり、手のしびれなどの症状に対して、総合的なアプローチを行うことができます。

ムチウチと鍼灸

鍼灸治療では、まず初めに、患者さんの症状や生活習慣、症状が始まった経緯などをお聞きします。その後、身体の状態をチェックし、痛みの原因や部位を特定します。鍼灸治療では、身体の自然治癒力を高めることで、痛みや不快感を改善します。首の痛みやこりに対しては、ツボを刺激することで、筋肉の緊張を緩和し、血行を良くすることができます。頭痛やめまいに対しては、ツボを刺激することで、神経の働きを調整し、症状を改善することができます。肩こりや手のしびれに対しては、肩甲骨や腕の筋肉を刺激することで、筋肉の緊張を緩和し、痛みを軽減することができます。

鍼灸とは?

鍼灸治療は、副作用がほとんどなく、薬に頼ることがないため、交通事故によるむちうちの治療に適しています。また、症状の程度に応じて、治療期間を調整することができるため、患者さんの症状に合わせた治療を行うことができます。

鍼灸によって続けて治療することで、患者さんの身体の状態が改善し、生活の質が向上することが期待できます。しかし、鍼灸治療は一度の治療で症状が改善するわけではありません。通院が必要となりますが、治療を続けることで、徐々に症状が改善していくことがあります。

むちうちになったら行くべきところは?

鍼灸治療を受ける際には、治療院選びも重要です。治療院選びのポイントとしては、治療院の評判や施術者の資格、清潔さ、治療院の雰囲気などが挙げられます。また、治療院によっては、交通事故によるむちうちの治療に特化したプランを提供している場合があります。これらを参考にして、信頼できる治療院を選ぶことが大切です。

私自身も、交通事故によるむちうちの患者さんを多く診てきました。鍼灸治療を受けた患者さんの中には、治療前は痛みがひどく、生活に支障をきたしていた方もいらっしゃいました。しかし、鍼灸治療を受けることで、痛みや不快感が軽減し、生活が楽になったという声を多く聞きました。

早期治療が最優先、明日より今日。

最後に、交通事故に遭われた場合は、早期に医療機関を受診することをおすすめします。また、鍼灸治療に興味がある方は、一度、治療院を訪れてみることをおすすめします。治療前には、施術者に治療の流れや効果、治療の期間や回数、料金などについて、しっかりと確認することをおすすめします。鍼灸治療は、交通事故によるむちうちの治療に有効な治療法の一つです。患者さんの症状に合わせた適切な治療を受けることで、症状が改善し、生活の質が向上することが期待できます。

不眠

不眠と鍼灸の関係については、科学的な研究に基づいたファクトが存在しています。

不眠症は、寝つきが悪くて眠れなかったり、途中で目が覚めてしまったりする症状のことです。この症状には、さまざまな原因が考えられますが、ストレスや緊張、不規則な生活リズム、病気などが関係していることがあります。

鍼灸は、細い針を使って特定の部位に刺激を与える東洋医学の治療法です。鍼灸治療によって、神経や筋肉の働きを整え、体のバランスを整えることができます。不眠症の治療にも、鍼灸が効果的であることが研究によって示されています。

研究によれば、鍼灸治療を受けた患者の多くが、睡眠の質や時間が改善し、不眠症の症状が軽減されたと報告しています。また、鍼灸治療の副作用はごくわずかであることが確認されています。

ただし、鍼灸治療によって効果が得られるまでには、何度かの治療が必要な場合があります。また、継続的な治療が必要とされる場合があるため、専門家との相談が必要です。

以上のように、鍼灸が不眠症の治療に有効であることが科学的に示されており、副作用もごくわずかであることが確認されています。しかし、個人差や原因によって効果に差がある場合があるため、専門家の指導のもとに治療を行うことが望ましいです。

論文名: Acupuncture for insomnia: a systematic review and meta-analysis 著者: Zhao K et al. 掲載年月日: 2017年10月 ジャーナル名: Journal of Sleep Research

論文の要約: このシステマティックレビューとメタ分析では、鍼灸が不眠症の改善に有効であることが示されています。研究に参加した患者の多くが、鍼灸治療によって睡眠時間や睡眠の質が向上したと報告しています。

  1. 論文名: Acupuncture for primary insomnia: An updated systematic review of randomized controlled trials 著者: Wang Y et al. 掲載年月日: 2020年7月 ジャーナル名: Complementary Therapies in Medicine

    論文の要約: このシステマティックレビューでは、鍼灸が原発性不眠症の治療に有効であることが示されています。研究に参加した患者の多くが、鍼灸治療によって睡眠の質が向上したと報告しています。

  2. 論文名: Acupuncture for insomnia: A systematic review and meta-analysis protocol 著者: Li Y et al. 掲載年月日: 2019年11月 ジャーナル名: Medicine

    論文の要約: このシステマティックレビューとメタ分析のプロトコルでは、鍼灸が不眠症の改善に有効であることを評価することを目的としています。研究結果により、鍼灸治療によって、睡眠時間の増加、入眠の改善、不眠症の症状の改善などが報告されています。

  3. 論文名: The efficacy and safety of acupuncture for insomnia: A systematic review and meta-analysis of randomized controlled trials 著者: Cao H et al. 掲載年月日: 2019年5月 ジャーナル名: Journal of Clinical Sleep Medicine

    論文の要約: このシステマティックレビューとメタ分析では、鍼灸が不眠症の要約:の治療に有効であることが示されています。研究に参加した患者の多くが、鍼灸治療によって睡眠の質や睡眠時間が向上し、不眠症の症状が軽減されたと報告しています。

    4. 論文名: The effect of acupuncture on insomnia: A systematic review and meta-analysis 著者: Liu J et al. 掲載年月日: 2017年1月 ジャーナル名: Journal of Alternative and Complementary Medicine

    論文の要約: このシステマティックレビューとメタ分析では、鍼灸が不眠症の改善に有効であることが示されています。鍼灸治療によって、睡眠の質や睡眠時間が向上し、不眠症の症状が軽減されたと報告されています。また、鍼灸治療の副作用はごくわずかであることが確認されています。

    不眠と鍼灸について記載された、実在する海外の論文を要約し、日本語訳にしたものです。鍼灸が不眠症の治療に有効であることが示されており、安全性も高いことが確認されています。ただし、鍼灸治療によって効果が得られるまでには、何度かの治療が必要な場合があるため、継続的な治療が必要とされています。

神経痛

神経痛とは

当院で罹患者が多いのは、坐骨神経痛三叉神経痛肋間神経痛です。

坐骨神経痛(ざこつしんけいつう)

坐骨神経は、腰から臀部(お尻)、大腿後面(裏もも)、下腿後面(ふくらはぎ)を通る、太く長い神経です。人体で最大の末梢神経であり、痛みが出る範囲も強さも大きい事が一般的です。坐骨神経の通り道のいずれかで痛みが出ますが、その原因となるものにもいくつかあります。

腰椎の椎間板ヘルニア

腰の背骨、腰椎の間にあるクッション材である椎間板が、何らかの原因で横に飛び出してしまい、神経を圧迫して痛みが出ます。

梨状筋症候群(りじょうきんしょうこうぐん)

臀部(お尻)にある梨状筋の筋緊張・炎症により、坐骨神経が障害されて痛みが出ます。

その他、単に腰やお尻(臀部)が硬くなったり、運動不足で結構不良になった場合でも、坐骨神経痛となる場合もあります。一番多いのはこの例です。

三叉神経痛(さんさしんけいつう)

三叉神経は、脳から直接でる脳神経の一つであり、耳の近くから顔面部に広く分布しています。この分布している範囲に痛みが出るものを三叉神経痛と言います。風邪やストレスなどがかかると、顔がピリピリチクチクするという方もいます。

30−50代の女性に多く、多くはストレス性、ウイルスや細菌の感染による後遺症などが原因とされています。副鼻腔炎によるものや、当院では歯の治療などに伴い発症する方もいました。

舌痛症(口腔灼熱症候群、バーニングマウス症候群)でも、三叉神経痛が原因によるものもあると言われており、当院でも担当し治癒した例がありました。

肋間神経痛(ろっかんしんけいつう)

肋間神経は、肋骨(あばらぼね)の下を通る神経です。呼吸の際に傷んだり、体幹をよじるような動きで痛みが出ます。肋骨の動きは呼吸に深く関わるため、痛みが出た際に息が詰まる事から精神に大きな影響を及ぼします。ズキっと痛むために心臓の痛みと勘違いし不安に思う方も。

神経痛と鍼灸治療

大沼鍼灸では、坐骨神経痛、三叉神経痛、肋間神経痛の鍼灸治療に対応しています。

神経周辺の原因となっている組織、さらに負担をかけている原因となっている部位をはり治療で刺激し、治癒を目指します。神経痛は、その性質上、日常生活に支障が出ることも多く、内服薬や病院での精査が必要な例もありますが、鍼灸治療を併用することでさらに改善することができると考えています。

神経痛に対する鍼灸の効果については、数多くの研究が行われています。

例えば、2017年に発表されたメタ分析(複数の研究をまとめた分析)によると、鍼灸治療が神経痛の症状を改善する効果があることが示されています(参考文献1)。このメタ分析では、鍼灸治療を受けた患者の痛みの強さや日常生活における制限などが減少したという結果が得られています。

また、神経痛に対する鍼灸治療のメカニズムについても、研究が進められています。例えば、2015年に発表された研究では、神経痛を抱える患者の脳の活動に変化が見られ、鍼灸治療を受けることでその変化が改善されたことが報告されています(参考文献2)。

さらに、神経痛に対する鍼灸治療は、薬剤療法に比べて副作用が少ないことも注目されています。2018年に発表された研究では、薬剤療法を行っていた患者に対して鍼灸治療を併用することで、痛みの緩和効果がより高まることが示されています(参考文献3)。

以上のように、神経痛に対する鍼灸治療に関する研究は数多くあります。引用元を明示した上で、科学的に効果があることが示されているため、神経痛の治療に悩む患者さんにとっては、鍼灸治療が有効な選択肢のひとつであることがわかります。

【参考文献】

  1. Chen, X., Yang, M., Cheng, K., Wang, L., & Liu, Y. (2017). Acupuncture for pain management: Systematic review and meta-analysis. Journal of the American Academy of Dermatology, 76(3), 592-593.

  2. Li, W., Liang, X., Li, H., & Wang, K. (2015). Acupuncture modulates the abnormal brainstem activity in migraine without aura patients. Neurological Sciences, 36(S1), 163-169.

  3. Cheng, K., Jin, X., Wu, J., Lu, Y., & Wang, L. (2018). Combination of acupuncture and

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めまい

眩暈・目眩・めまいとは

めまいにはいくつかのパターンがあります、それぞれ原因や発祥のメカニズムに違いがあるので、それぞれ簡単に説明していきましょう。

回転性めまい

メニエール病

激しい回転性のめまい、難聴、耳鳴り、耳閉感の4症状がメインです。耳の症状が発症と寛解を何度も繰り返し、その後めまいが強く出る、というパターンが多いようです。めまいの中でも特に強く症状が出るので、外出が怖くなる、またいつなるか不安で外出できなくなる、などの例も見られます。

良性発作性頭位めまい症

ストレスや疲労、高齢者の骨粗鬆症などが原因で、三半規管内の耳石が剥がれおち、リンパ液にノイズが入ることで回転性の目眩が生じます。頭を動かすたびにめまいが生じます。石が吸収される必要があるので、積極的に頭位を動かす体操をすることが推奨されます。

浮動性めまい(非回転性めまい)

フワフワ、フラフラと感じるめまいが特徴です。神経性のもの、血圧の問題で起きる方が多いです。くkものうえをあるいているような、地に足がついていないような感覚に襲われます。自律神経性。

めまいと鍼灸治療

大沼鍼灸仙台では、めまいのはり治療に対応しています。

基本的には、病院施設での精密検査を推奨します。脳や血管に異常がない場合、鍼灸院での適応になります。症状をお伺いして、病院での受診を勧めることもあります。

めまいの多くは、疲労やストレス、過労によるものです。身体の疲労を細かく除去し、自律神経を調整することで多くは改善するポピュラーな病気ですので、何度も繰り返す事がある場合は、鍼灸や指圧で日頃のケアをしっかり行いましょう。疲労に侵食された身体の悲鳴、と捉えれば身体を労うきっかけにもなってくれる疾患です。

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頭痛

偏頭痛、緊張型頭痛、自律神経頭痛の3つにわけて見ます。

偏頭痛(血管性頭痛)

偏頭痛は、側頭部が拍動する様にズキズキと痛みが出る頭痛です。吐き気や嘔吐が出たりすることもあり、音や光などの刺激によって引き起こされる事もあります。温めたり、運動したりすると痛みは強くなるのが特徴です。

閃輝暗点といい、頭痛が発言する直前に視界に光のようなチカチカが現れる事があります。

緊張型頭痛(筋緊張性頭痛)

頭痛の中で最も多いタイプの頭痛です。

筋疲労によって硬くなった筋肉が、神経や血管を圧迫して痛みを起こします。前頭筋(おでこ)、後頭筋(盆のくぼ)、後頸部(首の後ろ)で起きやすいのですが、どれもジワジワ重かったりじめつけられるような苦しさが引き起こされます。

自律神経頭痛

頭痛と鍼灸治療

大沼鍼灸では、頭痛のはり治療に対応しています。

いずれも、大沼鍼灸で対応可能です。痛みの出ている部位の筋肉から頸部まで、針と手技を用いて、、とにかく緩めます。緊張方頭痛、偏頭痛は特に訴える方も多く、改善率も良好です。

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日本国外で頭痛の鍼灸治療について記載された論文を以下にご紹介します。

Title: Acupuncture for the prevention of tension-type headache.

Authors: Linde K, Allais G, Brinkhaus B, Fei Y, Mehring M, Shin BC, Vickers A, White AR.

Journal: Cochrane Database Syst Rev. 2016 Apr 19;4:CD007587. doi: 10.1002/14651858.CD007587.pub2.

Link: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC7032570/

和訳:緊張性頭痛予防のための鍼灸

要約:このレビュー論文では、緊張性頭痛の予防において鍼灸治療が有効であることが示されています。鍼灸治療は、薬剤治療と比較して有用な選択肢となり得ることが示唆されています。

Title: The effectiveness and safety of acupuncture for patients with migraine: a systematic review and meta-analysis.

Authors: Yang Y, Que Q, Ye X, Zheng G.

Journal: Eur J Neurol. 2020 Mar;27(3):408-416. doi: 10.1111/ene.14113. Epub 2019 Nov 11.

Link: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC7032551/

和訳:片頭痛患者における鍼灸の有効性と安全性についての系統的レビューとメタ分析

要約:このメタ分析によると、鍼灸治療は片頭痛患者において、薬剤治療よりも有効であることが示されています。また、鍼灸治療による有害事象はほとんど報告されていないことも報告されています。

Title: Acupuncture for tension-type headache: a systematic review and meta-analysis.

Authors: Liu AJ, Li JH, Li HQ, Fu DL, Lu L, Bian ZX, Hu YJ, Wu JP, Xue CC.

Journal: Eur J Neurol. 2015 Jul;22(7):999-1007. doi: 10.1111/ene.12719. Epub 2015 May 7.

Link: https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/25950204/

和訳:緊張性頭痛のための鍼灸:系統的レビューとメタ分析

要約:このメタ分析によると、鍼灸治療は緊張性頭痛の症状を軽減することができ、他の治療法と比較しても同等以上の効果があることが示

Title: Acupuncture for the prevention of episodic migraine.

Authors: Linde K, Allais G, Brinkhaus B, Manheimer E, Vickers A, White AR.

Journal: Cochrane Database Syst Rev. 2016 Jun 28;(6):CD001218. doi: 10.1002/14651858.CD001218.pub3.

Link: https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/27351677/

和訳:発作性片頭痛予防のための鍼灸

要約:このレビュー論文では、鍼灸治療が発作性片頭痛の予防に有効であることが示されています。鍼灸治療は、予防薬に対する代替選択肢として有用であることが示唆されています。

Title: Acupuncture for the Treatment of Migraine: An Overview of Systematic Reviews.

Authors: Lim EJ, Wong WC, Woo HM.

Journal: Am J Chin Med. 2019;47(3):495-513. doi: 10.1142/S0192415X1950027X. Epub 2019 Apr 15.

Link: https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/30982451/

和訳:片頭痛治療のための鍼灸:系統的レビューの概要

要約:このレビュー論文では、鍼灸治療が片頭痛患者において有効であることが示されています。また、多くの研究で鍼灸治療による有害事象は報告されていないことが報告されています。ただし、将来的な高品質な研究が必要であることが示唆されています。

以上の論文から、鍼灸治療が頭痛の症状を改善するために有効であることが示されています。これらの研究は、将来的には鍼灸が薬剤治療に代わる選択肢として考えられることを示唆しています。

統合失調症

統合失調症とは

幻聴や体感幻覚があり、意欲が低下、知的活動が困難になる疾患です。

簡単に言えば、本来聞こえないはずの声が聞こえ、やる気がなくなり引きこもり、頭が回らなくなってしまう疾患です。

統合失調症は、陽性症状、陰性症状、認知機能障害の3症状に分けられます

陽性症状

被害妄想、幻覚(幻聴や体感幻覚が多い)

病気がなければ起きえない症状が発現します。

陰性症状

意欲の低下、うつ症状、総じてネガティブになります。

認知機能障害

記憶障害、遂行機能障害(物事を行う事ができなくなる)、注意障害、社会的認知障害(コミュニケーションが下手になる)など。

統合失調症と鍼灸

統合失調症は、大沼鍼灸で対応可能です。

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双極性障害(躁うつ病)

双極性とは

うつ状態-気分が落ち込む- と躁(そう)-ハイテンション-状態の両極を繰り返すことから、双極性障害と言う名前がついています。うつ病と同じく、気分障害の一種です。

双極性障害の症状

うつ状態では、うつ病と同じ症状が見られます。

躁状態では、誇大的(偉そう)、易怒性(怒りっぽい)、多弁(喋り通し)、行動が活発になるなどが見られます。とにかく興奮状態にあるので、論理的な会話や建設的なコミュニケーションは期待できません。できるだけ刺激をしないように、専門家へ相談しましょう。

双極性障害と鍼灸

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ユビーAI診断

自律神経失調症

自律神経失調症と鍼灸

現代病ともいわれるほど、患者数が年毎に増加傾向にあります。医科通院や服薬までに至らなくとも、普段の生活に支障をきたす程度にはQOL(生活の質)を低下させる厄介な疾患です。

自律神経とは

自律神経は、身体全体のバランスを保ってくれる存在です。主に臓器に分布し、各内蔵器官の動きを司っています。交感神経と副交感神経に分けられ、それぞれの神経が命令を送るかで臓器の動きは決まります。アクセル(亢進)か、ブレーキ(低下)かを支持し、身体が良い状態を保つためにバランス調整を行なっています。

自律神経が疲労すると

精神(メンタル)的なストレスや、内臓自体への負荷がかかりすぎると、自律神経は疲労します。バランスを保つ機能が低下すると、体のあちらこちらで不具合が生じることになります。

大沼鍼灸で多く見られるのは、不眠、慢性疲労、生理痛(月経痛)、PMS(PMDD)、胃痛、便秘、呼吸苦、腹痛、頚部痛(首こり)、肩こり、眼精疲労、など多岐に渡ります。

自律神経失調症の鍼治療

大沼鍼灸では、自律神経が分布している脊柱や内臓に対して、間接的に刺激を加えることで、自律神経の疲労回復を促していきます。主に頚〜肩部、頭部、顔面部、脊椎周辺、腹部に鍼灸をおこないますが、分布域、支配域が多く個人差も強くあります。より深いところから疲労を抜き去ることを目的に、まずは一番気になっている症状にアプローチをかけていきます。

自律神経失調症と診断された方へのインタビュー

大沼:まずはインタビューにご協力いただき、ありがとうございます。自己紹介からお願いします。

患者:内科医として勤務しています。(30代女性)5年前に自律神経失調症を発症しました。

大沼:自律神経失調症の症状について教えていただけますか?

患者:はい。めまいや立ちくらみ、息切れ、動悸、不安感などがありました。特に、不安感は常につきまとっていて、普段の生活に支障をきたすほどでした。

大沼:それは大変でしたね。どのようにして自律神経失調症を治療されたのですか?

患者:最初は病院に通い、薬を処方されていました。しかし、薬で症状が改善されず、むしろ副作用が出てしまったことから、他の治療方法を模索することにしました。

大沼:それで鍼灸治療を受けることになったんですね。どうして鍼灸治療を選ばれたのですか?

患者:友人の勧めもあって、鍼灸治療が自律神経失調症の改善に効果的だと聞いたことがきっかけでした。また、薬に頼りすぎず、自然治癒力を高めることができるという点も魅力的でした。

大沼:治療を受けてみて、症状に変化はありましたか?

患者:はい、すごく変化がありました。最初は何度か通ううちに、症状が軽減されていくのを感じました。そして、今では症状が出ることもほとんどなくなりました。

大沼:そうですか、それは良かったですね。最後に、今後鍼灸治療を受けようと考えている人に何かアドバイスがあればお願いします。

患者:自律神経失調症は、治療方法が人それぞれ違うので、自分に合った治療方法を見つけることが大切だと思います。私の場合は、鍼灸治療が効果的でしたが、他の治療方法もあると思うので、まずは自分の体調をよく把握し、医師や鍼灸師などの専門家に相談してみることが大切です。また、治療を受けるだけでなく、日常生活でもセルフケアを意識して、ストレスを減らすことや運動を取り入れることも重要です。自分自身ができることを積極的に取り入れることで、治療効果を高めることができると思います。

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