強い不安・疑念
正常な人にも見られるものですが、疑念・不安といってもいい症状です。
妄想=確信
支配観念=強い疑念・不安
通常の人であれば、周囲の人から指摘されると、ある程度自分で抑制できるものもあります。が、一般に精神疾患と診断されるレベルの方の支配観念となると、かなり強い感情の疑念になりますので、なかなか拭うことは難しい。妄想と違って自分は間違っている可能性に気づいているため、自身を攻撃しやすいとも言えます。
仙台市仙台市青葉区 大沼鍼灸
正常な人にも見られるものですが、疑念・不安といってもいい症状です。
通常の人であれば、周囲の人から指摘されると、ある程度自分で抑制できるものもあります。が、一般に精神疾患と診断されるレベルの方の支配観念となると、かなり強い感情の疑念になりますので、なかなか拭うことは難しい。妄想と違って自分は間違っている可能性に気づいているため、自身を攻撃しやすいとも言えます。
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保続(ほぞく)とは一つのことに集中してしまい、別のテーマに移る事ができなくなってしまうことを言います。
脳がダメージを受けている脳器質性疾患、とくに認知症でよく見られます。
「今日は何をしてきたの?」
「おしゃべり」
「ご飯は何を食べたの?」
「おしゃべり」
「誰が手伝ってくれたの?」
「おしゃべり」
といった具合です。
また、言葉だけでなく行動についても保続は起こり得ます。
似ている症状として 滞続言語(たいぞくげんご)と言うものもあります。保続と違うい最初の言語というわけではなくいつも同じワードを連続して発します。オルゴールのように繰り返すことから、オルゴール時計症状ともいいます。
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まわりくどい話し方になってしまうのが、迂遠と言います。観念奔逸とも似ていますが、こちらは言いたい事に辿り着く事ができます。
多くは、脳自体にダメージが見られる場合(認知症)、つまり脳器質性疾患で多く見られます。
また、高齢者やもともと不安の気が多い人でも起こり得ます。
端的に話す事ができなくなってしまうため、他人は患者との会話を面倒に思うようになり、孤立してしまう事がままあります。
ご本人でも自覚がある場合、ない場合、どちらも同じくらいな印象です。
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思考化声(しこうかせい)/思想化声(しそうかせい)は、自分の頭の中で思っていること、考えている事が、声として相手にも伝わってしまうように感じるものです。
人と対面した時、「◯◯さん、今日も素敵だなあ。」「今日もこの人と1日一緒かあ、嫌だなあ。」とか、頭の中で思ったことが相手にも聞こえているような感覚がするため、相手に気づかれてしまうように感じてしまうため、人に会うのが怖くなったり、ひどい場合引きこもりになってしまう事もあります。
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思考制止(しこうせいし)が「ゆっくり」だとすると、思考途絶は「一時停止」です。数秒にわたって止まってしまう事も有りますが、1秒程度の停止が会話の途中で何度も起きる、細切れの停止も有ります。統合失調症の軽度な症状として多く見受けられます。
本人にはコントロールできない問題なため、相手にプレッシャーをかけないように待つ、話しをうまく引き出す合いの手、を入れたり、補助するように話を聞けると良いでしょう。
うつ状態の方に多く見受けられます。うつ病を診断する診断基準の項目にも選定されている症状です。
会話もゆっくり、行動もゆっくり、もちろん頭の回転もゆっくりになってしまいますが、本人は至って普通、もしくは精一杯急いでいます。頑張って急いでいる場合でも、周りからはゆっくりしているように見られてしまうため、本人は気を遣うこともあり大変な疲労を伴います。
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滅裂思考は、関連性なく話題が飛ぶ症状をいいます。統合失調症で見られます。
会話をしていると、話題に関連性がないために相手を混乱させてしまう事が多くあります。人によってはイライラしたり、怪訝な子をされてしまう。ただ、本人は伝えたいことがうまく伝えられないと言うストレスがあります。
軽い症状の場合、連合弛緩ともいいます。
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観念奔逸は、話していると次々に話が脱線してしまう症状です。躁状態で特に多く見られます。微妙に関連のある話がポンポン思い浮かんできて、そのまま話が進んでいきます。
会話を楽しんでいる時、楽しさのあまりに話が脱線してしまった経験がある人は少なくないかと思います。それとほぼ同じ事が起きます。
「このあいだ職場で嫌がらせを受けてさ…あ、そういえば◯◯ちゃん転職したんだっけ?私もあんな綺麗なビルで働きたいなー。あそこのビルの下に入ってるカフェも素敵だよね。チーズケーキがすごく美味しくて…」のような感じです。
幻覚は、対象物がないのに見えてしまうことを言います。
見間違いや聞き間違い、勘違いとは異なり、何もないところから何かを感じてしまうので、日常生活では他人の理解を得ることが難しく、患者の大きな負担の一つになってしまいます。
事実であるかは別として、本人は確かにそう感じたと言う事実だけを受け入れる事が大切です。
幻覚の中で最も多いのが幻聴です。幻聴に苦しむ方のほとんどが、暴言や悪口が聞こえてくると訴えます。何かをしようとすると、行動を制限するような幻聴が聞こえてきたり、気分を落とすような事、存在自体を否定されるような言葉が聞こえてくることもあります。
さらに、耳で聞こえているものではないので、耳栓をしようが音楽を聴こうが消えません。気にするな、では済まされない苦しみがあります。
幻視とは、何もないのに、本当に存在しているように見えてしまう症状です。
精神疾患による症状としてよりも、依存症の離脱症状、認知症(レビー小体型認知症)、ドラッグによるものなどが多いでしょう。
体感幻覚とは、身体に感じる幻覚、です。
実際には身体に何も起こっていないのに、虫がはっている、頭の中を突かれている、身体を刺されている、などの感覚を感じます。
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錯覚とは、対象を間違えて認識してしまうことを言います。
実際に「何か」がある見間違えなのですが、本人にとっては「本当に見えた。見間違いなんかじゃなく、確かに見た。」となります。
精神疾患と診断されていなくても、見えたものを間違って捉えてしまうことはよくあります。ただ、精神疾患のある患者に対しては、否定せずに聞き入れる事が大切です。
対象物が違うものであったことも事実ならば、本人にはそう見えたと言うことも事実だからです。