頭痛

偏頭痛、緊張型頭痛、自律神経頭痛の3つにわけて見ます。

偏頭痛(血管性頭痛)

偏頭痛は、側頭部が拍動する様にズキズキと痛みが出る頭痛です。吐き気や嘔吐が出たりすることもあり、音や光などの刺激によって引き起こされる事もあります。温めたり、運動したりすると痛みは強くなるのが特徴です。

閃輝暗点といい、頭痛が発言する直前に視界に光のようなチカチカが現れる事があります。

緊張型頭痛(筋緊張性頭痛)

頭痛の中で最も多いタイプの頭痛です。

筋疲労によって硬くなった筋肉が、神経や血管を圧迫して痛みを起こします。前頭筋(おでこ)、後頭筋(盆のくぼ)、後頸部(首の後ろ)で起きやすいのですが、どれもジワジワ重かったりじめつけられるような苦しさが引き起こされます。

自律神経頭痛

頭痛と鍼灸治療

大沼鍼灸では、頭痛のはり治療に対応しています。

いずれも、大沼鍼灸で対応可能です。痛みの出ている部位の筋肉から頸部まで、針と手技を用いて、、とにかく緩めます。緊張方頭痛、偏頭痛は特に訴える方も多く、改善率も良好です。

仙台市仙台市青葉区 大沼鍼灸

日本国外で頭痛の鍼灸治療について記載された論文を以下にご紹介します。

Title: Acupuncture for the prevention of tension-type headache.

Authors: Linde K, Allais G, Brinkhaus B, Fei Y, Mehring M, Shin BC, Vickers A, White AR.

Journal: Cochrane Database Syst Rev. 2016 Apr 19;4:CD007587. doi: 10.1002/14651858.CD007587.pub2.

Link: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC7032570/

和訳:緊張性頭痛予防のための鍼灸

要約:このレビュー論文では、緊張性頭痛の予防において鍼灸治療が有効であることが示されています。鍼灸治療は、薬剤治療と比較して有用な選択肢となり得ることが示唆されています。

Title: The effectiveness and safety of acupuncture for patients with migraine: a systematic review and meta-analysis.

Authors: Yang Y, Que Q, Ye X, Zheng G.

Journal: Eur J Neurol. 2020 Mar;27(3):408-416. doi: 10.1111/ene.14113. Epub 2019 Nov 11.

Link: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC7032551/

和訳:片頭痛患者における鍼灸の有効性と安全性についての系統的レビューとメタ分析

要約:このメタ分析によると、鍼灸治療は片頭痛患者において、薬剤治療よりも有効であることが示されています。また、鍼灸治療による有害事象はほとんど報告されていないことも報告されています。

Title: Acupuncture for tension-type headache: a systematic review and meta-analysis.

Authors: Liu AJ, Li JH, Li HQ, Fu DL, Lu L, Bian ZX, Hu YJ, Wu JP, Xue CC.

Journal: Eur J Neurol. 2015 Jul;22(7):999-1007. doi: 10.1111/ene.12719. Epub 2015 May 7.

Link: https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/25950204/

和訳:緊張性頭痛のための鍼灸:系統的レビューとメタ分析

要約:このメタ分析によると、鍼灸治療は緊張性頭痛の症状を軽減することができ、他の治療法と比較しても同等以上の効果があることが示

Title: Acupuncture for the prevention of episodic migraine.

Authors: Linde K, Allais G, Brinkhaus B, Manheimer E, Vickers A, White AR.

Journal: Cochrane Database Syst Rev. 2016 Jun 28;(6):CD001218. doi: 10.1002/14651858.CD001218.pub3.

Link: https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/27351677/

和訳:発作性片頭痛予防のための鍼灸

要約:このレビュー論文では、鍼灸治療が発作性片頭痛の予防に有効であることが示されています。鍼灸治療は、予防薬に対する代替選択肢として有用であることが示唆されています。

Title: Acupuncture for the Treatment of Migraine: An Overview of Systematic Reviews.

Authors: Lim EJ, Wong WC, Woo HM.

Journal: Am J Chin Med. 2019;47(3):495-513. doi: 10.1142/S0192415X1950027X. Epub 2019 Apr 15.

Link: https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/30982451/

和訳:片頭痛治療のための鍼灸:系統的レビューの概要

要約:このレビュー論文では、鍼灸治療が片頭痛患者において有効であることが示されています。また、多くの研究で鍼灸治療による有害事象は報告されていないことが報告されています。ただし、将来的な高品質な研究が必要であることが示唆されています。

以上の論文から、鍼灸治療が頭痛の症状を改善するために有効であることが示されています。これらの研究は、将来的には鍼灸が薬剤治療に代わる選択肢として考えられることを示唆しています。

統合失調症

統合失調症について

統合失調症では、ものの感じ方、考えのまとまり、意欲や集中などに変化が起こります。症状の組合せや強さ、経過は人によって異なります。「やる気がなくなる病気」「コミュニケーションが下手になる病気」と、その人全体を説明できるものではありません。

症状を表す言葉の意味

幻覚や妄想、考えや話がまとまりにくい状態などを、陽性症状と呼びます。たとえば、周囲の人には聞こえない声が本人には聞こえることがあります。本人にとっては切実な経験であり、気のせいだと言うだけでは解決しません。

陰性症状は、意欲が出にくくなったり、楽しさを感じにくくなったりする変化を指します。表情や言葉が少なくなることもあります。「総じてネガティブになる」という性格の評価ではありません。

認知機能の変化として、注意を向け続けたり、情報を覚えたりすることが難しくなる場合もあります。作業の順序を考えにくくなることもあり、その人が困っている場面に即して支援を考えます。NIMHの統合失調症の解説

医療と生活の支援

治療には、薬物療法に加え、心理社会的な支援や家族への情報提供などがあります。症状が出た段階で精神科へつながり、医療と生活の支援を受けることが大切です。診断名だけで、その人の将来やできることを決めつけないでください。

当院へ相談するとき

統合失調症そのものの診断や治療は、精神科などの医療機関で継続することが基本です。鍼灸を相談する場合も、主治医の治療方針と現在の状態を踏まえて考えます。

当院では、その治療状況を伺ったうえで、身体の痛みやこわばり、日々の過ごしにくさについて相談します。幻覚や妄想を鍼灸で治せると約束するものではありません。眠れない日が続く、症状が急に強まるなどの変化があるときは、まず主治医へ連絡してください。

双極性障害(躁うつ病)

双極性障害について

双極性障害では、気分や活動性が高まる躁状態や、それより程度の軽い軽躁状態を経験します。うつ状態が現れることもあります。日々の気分の浮き沈みとは異なり、睡眠や行動、生活にも大きく影響する場合があります。現れ方や経過は人によって違います。

躁状態・軽躁状態で見られること

あまり眠らなくても平気だと感じ、活動が増えたり、話し続けたりする変化が見られます。次々に考えが浮かぶほか、いらだちやすくなることもあります。普段より大きな買い物や決断をしてしまう場合もあります。

症状が強いときの言動を、その人の性格だけで判断できません。本人の状態を見ながら話を聞き、受診や生活上の安全を支えることが必要です。NIMHの双極性障害の解説

落ち込みだけを見て判断しない

うつ状態では、気分の落ち込み、楽しさの減少、疲れや睡眠の変化などが現れます。受診時の落ち込みに加え、過去に眠らず活動していた時期や、普段と違う行動を続けていた経験も医師に伝えることが大切です。

治療には、状態に応じた薬物療法や心理療法があります。うつ病と双極性障害では薬の選び方が異なるため、自己判断で薬を増減・中止せず、主治医と相談してください。

鍼灸を相談される方へ

当院では、医療機関での治療を踏まえ、身体のこわばりや痛み、日々の負担を伺います。躁状態やうつ状態の治療を、鍼灸だけで置き換えるものではありません。

睡眠が大きく減って活動が急に増えた、行動の変化で生活や安全に支障が出ているといった場合は、主治医へ早めに連絡してください。自分や周囲の人に差し迫った危険がある場合は、救急の支援が必要です。

自律神経失調症

自律神経失調症と鍼灸

現代病ともいわれるほど、患者数が年毎に増加傾向にあります。医科通院や服薬までに至らなくとも、普段の生活に支障をきたす程度にはQOL(生活の質)を低下させる厄介な疾患です。

自律神経とは

自律神経は、身体全体のバランスを保ってくれる存在です。主に臓器に分布し、各内蔵器官の動きを司っています。交感神経と副交感神経に分けられ、それぞれの神経が命令を送るかで臓器の動きは決まります。アクセル(亢進)か、ブレーキ(低下)かを支持し、身体が良い状態を保つためにバランス調整を行なっています。

自律神経が疲労すると

精神(メンタル)的なストレスや、内臓自体への負荷がかかりすぎると、自律神経は疲労します。バランスを保つ機能が低下すると、体のあちらこちらで不具合が生じることになります。

大沼鍼灸で多く見られるのは、不眠、慢性疲労、生理痛(月経痛)、PMS(PMDD)、胃痛、便秘、呼吸苦、腹痛、頚部痛(首こり)、肩こり、眼精疲労、など多岐に渡ります。

自律神経失調症の鍼治療

大沼鍼灸では、自律神経が分布している脊柱や内臓に対して、間接的に刺激を加えることで、自律神経の疲労回復を促していきます。主に頚〜肩部、頭部、顔面部、脊椎周辺、腹部に鍼灸をおこないますが、分布域、支配域が多く個人差も強くあります。より深いところから疲労を抜き去ることを目的に、まずは一番気になっている症状にアプローチをかけていきます。

自律神経失調症と診断された方へのインタビュー

大沼:まずはインタビューにご協力いただき、ありがとうございます。自己紹介からお願いします。

患者:内科医として勤務しています。(30代女性)5年前に自律神経失調症を発症しました。

大沼:自律神経失調症の症状について教えていただけますか?

患者:はい。めまいや立ちくらみ、息切れ、動悸、不安感などがありました。特に、不安感は常につきまとっていて、普段の生活に支障をきたすほどでした。

大沼:それは大変でしたね。どのようにして自律神経失調症を治療されたのですか?

患者:最初は病院に通い、薬を処方されていました。しかし、薬で症状が改善されず、むしろ副作用が出てしまったことから、他の治療方法を模索することにしました。

大沼:それで鍼灸治療を受けることになったんですね。どうして鍼灸治療を選ばれたのですか?

患者:友人の勧めもあって、鍼灸治療が自律神経失調症の改善に効果的だと聞いたことがきっかけでした。また、薬に頼りすぎず、自然治癒力を高めることができるという点も魅力的でした。

大沼:治療を受けてみて、症状に変化はありましたか?

患者:はい、すごく変化がありました。最初は何度か通ううちに、症状が軽減されていくのを感じました。そして、今では症状が出ることもほとんどなくなりました。

大沼:そうですか、それは良かったですね。最後に、今後鍼灸治療を受けようと考えている人に何かアドバイスがあればお願いします。

患者:自律神経失調症は、治療方法が人それぞれ違うので、自分に合った治療方法を見つけることが大切だと思います。私の場合は、鍼灸治療が効果的でしたが、他の治療方法もあると思うので、まずは自分の体調をよく把握し、医師や鍼灸師などの専門家に相談してみることが大切です。また、治療を受けるだけでなく、日常生活でもセルフケアを意識して、ストレスを減らすことや運動を取り入れることも重要です。自分自身ができることを積極的に取り入れることで、治療効果を高めることができると思います。

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過食・拒食・異食(かしょく・きょしょく・いしょく)

制御が効かない食の異常、摂食障害。

過食・拒食・異食はそれぞれ単独の症状でも拒食症、過食症、異食症と疾患名でも呼ばれます。

うつ病、躁うつ病(双極性障害)で見られますが、異食症は主に認知症などで見られます。

過食症では、むちゃ食いとも呼ばれる気晴らしで大量に食事をしてしまう事、体がついてこずに後に吐き戻しがある事が挙げられています。

拒食症では、太ることに対しての恐怖心から吐き戻しを意図的に行なったり、異常に体重の増加に対して不安があります。

これらは衝動によって行動されるものであって、本人の意思では制御できないと言う点が辛いところです。周囲にこの症状で悩まれている方がいる場合は、温かい声がけをできると良いでしょう。

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自殺・自傷行為と、死にたい気持ちへの対応

自傷行為と、死にたい気持ち

自傷行為は、自分の身体を意図的に傷つける行為です。強い苦痛をなんとかしのごうとして行う人もいます。死ぬつもりがある場合と、そうでない場合があり、行為だけで気持ちを決めつけることはできません。

「死にたい」「消えてしまいたい」といった気持ちは、希死念慮と呼ばれます。背景には、病気のほかに、人間関係や生活上の困難などが重なることもあります。本人が何に苦しみ、今どのような助けを必要としているかを聞くことが大切です。

身近な人から打ち明けられたら

驚いたり心配になったりしても、まずは責めずに話を聞いてください。すぐに理由を問い詰めるより、「話してくれてありがとう」「今、何がいちばんつらい?」と声をかけ、本人の話を聞きます。

そのうえで、かかりつけの医療機関や相談窓口につながる手助けをしてください。今にも自分を傷つけそうなときは、一人にせず、周囲の人にも助けを求めます。支える人だけで対応を抱え込む必要はありません。

緊急時の連絡先

すでに重いけがをしている、意識がはっきりしないなど、命や身体に危険があるときは119番へ連絡してください。

宮城県で、夜間や休日に精神科を緊急に受診すべきか迷うときは、精神医療相談窓口の022-384-2811へ相談できます。受付は毎日17時から翌朝9時までと、土曜・日曜・休日の9時から17時までです。通院中の方は、まずかかりつけの医療機関へ連絡してください。

電話やSNSで気持ちを相談できる窓口は、厚生労働省の「まもろうよ こころ」にもまとまっています。宮城県の精神科救急の詳しい案内は、下のボタンから確認できます。

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操作(そうさ)

自分の有利な方へコントロールしようとする

対人操作とも言われます。自分の欲求を満たすために人をコントロールしようとしたり、巻き込んだりする事を言います。自分に対して信頼を持たせるために、他人の悪口やデマを広げて人の関係を壊そうとしたりするなどです。

自分を見捨てられたくない、好意を持って欲しい、信頼されたいという欲求から、他人を木津つけてしまうような行動を起こしてしまう、境界性パーソナリティ障害に多く見られます。

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カタトニア(緊張病)とは

動きや発話、周囲への反応が大きく変わる状態

カタトニアは緊張病とも呼ばれ、動きや発話、周囲への反応に特徴的な変化が現れる症候群です。ほとんど動かず話さなくなる場合も、強い興奮が現れる場合もあります。単に気持ちが緊張しているという意味ではありません。

統合失調症や気分障害のほか、身体の病気や薬などが関わる場合もあり、原因を医療機関で調べる必要があります。

代表的な症状

昏迷・無言

自分からの動きや発話が著しく減り、呼びかけにも反応しにくくなります。

拒絶症

指示に反応しなかったり、抵抗するような動きが見られたりします。本人が意地を張っていると決めつけず、症状として診察を受ける必要があります。

常同症・反響症状

同じ動きを繰り返すことを常同症と呼びます。他人の言葉を繰り返す反響言語や、他人の動きをまねる反響動作も見られます。

命令自動症

言われたことに、機械的に従うような反応が現れます。

カタレプシー・蝋屈症

他者によって動かされた姿勢をそのまま保つ状態は、カタレプシーと呼ばれます。手足を動かそうとした際に、軽い抵抗が続く蝋屈症とは区別されます。医療者が診察で確認する症状です。

衒奇症

普段の動作が、不自然に大げさな形で現れます。見た目の印象から、わざと演じていると判断できません。

食べられない、動けない状態を放置しない

食事や水分を取れない、長時間動けない状態では、脱水などの身体の問題も起きます。早急に医療機関へ相談してください。急に反応がなくなった、発熱を伴い状態が悪いなどの場合は、救急医療につなぐ必要があります。

参考:日本精神病理学会「緊張病症候群」、UCLのカタトニアの診断解説。

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昏迷とは。反応が乏しいときの理解と対応

自分から動くことや話すことが、著しく難しくなる

精神科でいう昏迷は、意識が保たれていても、自分からの動きや発話が著しく乏しくなり、周囲への反応がほとんど見られなくなる状態を指します。緊張病や重いうつ状態などで現れることがあります。程度が比較的軽い状態を、亜昏迷と呼ぶこともあります。

ただし、反応が乏しい人を見ただけで、意識が保たれているか、何が起きているかを判断できません。意識障害を伴う身体の病気などもあるため、医療機関での診察が必要です。急に呼びかけに反応しなくなったときは、119番へ連絡してください。

返事がなくても、本人に向けて話す

後になって、その間の声や出来事を覚えている人もいます。一方で、どの程度聞こえているか、記憶に残るかは一律には言えません。

返事をしないことを、無視や拒否と決めつけず、本人に分かる言葉で、これからすることを落ち着いて伝えてください。食事や水分を取れているかも、医療者に伝える大切な情報です。

参考:日本精神病理学会「昏迷」、英国王立精神科医学会のカタトニアの説明。

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無為(むい)

意欲が湧かず、何もする気にならない。

無為は、何かをやりたい気持ちになるわけでもなく、かつ暇や焦りも感じないという状態を言います。

1日の大半をただ何も考えずに過ごしているようになりますが、本人は暇でも辛くもないと言います。強がりや寂しさからではなく、全てに興味がなくなってしまうという表現が近いかもしれません。

統合失調症が進行してくると、こういった症状が強くなり、自閉とも呼ばれます。

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ひきこもり

自分のスペースにひきこもる

多くの精神疾患でみられる、自分の家や部屋へひきこもってしまう状態です。

厚生労働省では、

仕事や学校へ行かず、友人や家族とのコミュケーションもとらず、

6ヶ月以上引きこもりの状態が続くこと

をひきこもりの定義としています。

精神疾患と診断されなくとも、上記の定義に当てはまればひきこもりとなりますが、実はこれ「行動」ですので、その背景に何があるのか、のほうが重要です。

他者とのコミュニケーションに恐怖心や不安があるために引きこもりに至る場合もあれば、

他者への興味関心が著しく低下する事で、外に出なくても良い⇨ひきこもりとなる事もあります。

好きなことが部屋で完結する人であれば、ほとんど家にいて、ご飯を食べるとき、歯磨き粉が切れた時だけ外出する、なんて人もいますので、他人の物差しで一方的に図るのも気をつけなければいけません。

介入が必要な場合は、本人(家族)がその生活に満足していない場合に限り、やはり本人の気持ちを知らずしては、逆に本人を苦しめてしまうことになります。

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気分倒錯(きぶんとうさく)

悲しいのに、笑ってしまう。

気分倒錯は、事象に対して抱く感情とは違った感情が表現されてしまう症状です。

つらいと心から思っていても、何故か笑ってしまったりと、自分でも感情がストレートに出ないことが理解できず、苦しいと感じています。楽しい時に泣いてしまったり、というよりは、泣きたいのに泣けない、辛い時に辛い顔ができない、などのパターンが多いように思います。

お葬式のしめやかな雰囲気やピリッとしまった雰囲気が引き金になり、場に相応しくない感情が表出されて悩む方も多いです。

さらにこの症状の困ったところは、他者からの目が気になって余計にストレスが増えてしまう点でしょう。なぜあの人笑ってられるの?かなりしんどいと思ったけど、大丈夫そうな顔をしているな?と間違った理解をされることで、理解してくれる周囲の人間が少なくなりがちで、それが怖くて孤立する事もあります。

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両価性(りょうかせい)

さみしいけれど、ひとりになりたい。

怖いけれど、立ち向かいたい。

両価性は、アンビバレンスともいいます。愛情と憎しみが同時にあるように、ひとつの物事に対して相反する二つの感情を抱くことをいいます。

統合失調症で多く見られる症状ですが、タイトルで書いた通り、精神疾患のない方でも普通にあり得る感情です。

疾患の有無で違うのは、疾患の無い方は考えたり行動することで出口が見える事が多いですが、疾患のある方は出口が見えてきません。長く悩んでいるうちに疲弊し、大きなストレスを抱えることになってしまいます。

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感情失禁(かんじょうしっきん)

感情がとめられない

感情失禁は、感情が抑えられず、少しのきっかけでも泣いたり怒ったり笑ったりしてしまう症状をいいます。

血管性認知症で見られます。

多くの人が、「歳とると涙もろくなるわ…」と感じることがあるとは思いますが、それが急に来る感じです。高齢の方が急に涙脆くなったりしたら、脳血管障害を疑う材料の一つとして、専門家と共有できれば良いでしょう。

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多幸(たこう)

いつでも笑顔で幸せ

多幸とは、病的に嬉しい気分のことを言います。アルツハイマー型認知症で多く見られますが、いつもニコニコしている高齢者を想像していただければわかるかもしれません。

理由なくニコニコしており、幸せな気分を感じています。

私自信、以前老人ホームやデイサービスでリハビリの仕事をしていましたので、「多幸感」を持つ認知症の方にあう機会も少なくありませんでした。とにかくいつもニコニコで、遠くから接している分には良いのですが、コミュニケーションをとるのは難しく、円滑な社会生活を送るのは難しい場合が多い印象です。

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不安(ふあん)

ぼんやりとした不快な気持ち

不安とは、対象がはっきりしないものに対してのイライラや不快な気持ちを持つことをいいます。

未来、など抽象的な対象に対して用いるのが「不安」、

はっきりとした対象がある場合には、「恐怖」を用います。

不安な気持ちは誰しもが日常的に感じている感情ですが、この不安に付随してくる「イライラ」「不眠」「疲れやすい」「集中できない」などの方が厄介です。

逆にいえば、上記のような振る舞いが目立つ人は、影に「不安」な気持ちが隠されているのかもしれません。

大沼鍼灸でも、鍼灸の施術時にお話をお伺いしていると、「本人も気づいていない不安のもと」を感じる時があります。鍼灸治療を通してその不安に思っている事を一緒にあげていく事もあります。

不安な気持ちを自分で認識し、整理をつけることができるものです。

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離人症(りじんしょう)

世界が現実でないように感じる

離人症とは、体が自分自身ではないように感じてしまう症状です。

現実感がなく、画質の悪いモニターを見ているように世界を通して見ているような感覚という方もいました。

人によっては、魂だけがスゥーっと抜けて、高いところから自分を見ているような感覚があるようです。

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誇大妄想とは。強い自信との違い

能力や地位について、現実と食い違う確信が続く

誇大妄想は、自分には並外れた能力や財産、特別な地位や使命があると、現実と食い違う確信を持つ妄想です。強い自信があることや、大きな目標を語ることだけで判断されるものではありません。

躁状態や統合失調症などで現れる場合があります。診察では、発言の内容に加え、気分や睡眠、行動の変化と、その経過が検討されます。

どのような内容があるか

たとえば、実際の状況とは異なるのに、自分は特別な権力者の子孫だと確信する場合は「血統妄想」と呼ばれます。神などの特別な存在としての身分や使命を確信する「宗教妄想」もあります。ただし、信仰の内容だけで判断せず、その人が属する文化や宗教の背景を考慮します。

自分はどんな病気にもかからないと確信するなど、身体の強さについて現れることもあります。診察では、実際の体調や受診・服薬の状況とあわせて検討します。

身近な人が対応するとき

話を頭から否定して言い争ったり、おだてて確信を強めたりする対応は避けます。落ち着いて話を聞きながら、睡眠や食事が取れているか、お金の使い方や行動が急に変わっていないかに注意を向けてください。

本人が何をしようとしているのか、周囲が何を心配しているのかを具体的に整理すると、医療機関への相談で状況を伝えやすくなります。身近な人だけで判断や対応を抱えず、かかりつけの医療機関や地域の精神保健の相談窓口に相談してください。

参考:日本精神病理学会「誇大妄想」、NIMHの精神病症状の説明。

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微小妄想とは。心気・貧困・罪業の妄想について

自分の価値や暮らしについて、強い否定的な確信が続く

微小妄想は、自分には価値がない、生きている意味がないといった考えが、妄想として続く状態を指します。自信を失ったり、自分を責めたりすることすべてを、妄想と呼ぶわけではありません。本人の確信の強さと現実との食い違いを、ほかの症状も含めて医師が判断します。

広い意味では、次のような妄想も含めて使われる言葉です。うつ病などで生じることがあります。

心気妄想

重い病気にかかっている、身体が取り返しのつかない状態になっていると確信する妄想です。身体の病気を心配することとは区別され、診察や検査の結果と、本人がどのように受け止めているかを踏まえて判断します。

貧困妄想

実際の生活状況や資産と食い違っていても、お金がなくなり、生きていけないと確信する妄想です。現実に家計が苦しいときの不安や相談は、その事情に即して支える必要があります。

罪業妄想・罪責妄想

取り返しのつかない罪や過ちを犯したと確信し、自分を責め続ける妄想です。実際の出来事に比べて著しく重い罪と感じたり、具体的な過失がないのに罰を受けるべきだと感じたりします。

身近な人にできること

本人がどれほど不安で、何を苦痛に感じているかを聞いてください。安心させようと説得を繰り返すより、今の生活を支えながら、医療機関へ相談する手助けをします。

眠れない、食べられない、自分を傷つけたいと話すなどの変化があれば、早めにかかりつけの医療機関へ連絡してください。声をかけるだけで解決しようとせず、治療や生活上の支援につなげることが大切です。

参考:日本精神病理学会「微小妄想」、同「罪責妄想」。

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妄想とは。一次妄想・二次妄想の違い

妄想という言葉の意味

精神医学でいう妄想は、事実や周囲の説明と食い違っていても、本人には強い確信として続く考えを指します。誰かと意見が違うことや、一般的でない信念を持つことだけでは判断できません。医師は、その人の文化や生活の背景、ほかの症状も含めて診察します。

本人にとっては確かなことなので、周囲から否定されると、理解してもらえないつらさや不信感が強まる場合があります。話の内容を論破しようとするより、何が怖いのか、眠れているか、生活で何に困っているかを聞くことが相談の入り口になります。

一次妄想と二次妄想

この二つは、考えの内容ではなく、その考えがどのように生じたかに注目する区別です。一次妄想では、本人の気分やそれまでの体験をたどっても、なぜその確信が生じたかを通常の心理のつながりとして理解しにくいとされます。

二次妄想は、不安や抑うつ、幻覚などとの関係から、考えが生じた経緯をある程度理解できるものです。経緯を理解できることと、その内容が事実であることは別です。

一次妄想を考えるうえでは、次のような体験の違いが説明されます。

妄想気分

周囲にただならぬ変化が起きていて、自分にも関係していると感じます。ただ、何が起きているのかは、まだはっきりしません。不気味さや不安を伴うことがあります。世界が崩れてしまうように感じる「世界没落体験」も、この文脈で述べられます。

妄想知覚

実際に見たり聞いたりしたものに、周囲には理解しにくい特別な意味が結びつきます。知覚した対象そのものと、それが自分に何を意味するかという確信を分けて捉える用語です。

妄想着想

ある考えが突然浮かび、最初から確かなこととして感じられる体験です。きっかけなく生じる場合も、何かを見聞きした際に生じる場合もあります。

これらは診察で体験を詳しく理解するための用語です。身近な人が分類を決める必要はありません。気になる変化が続くときは、本人の困りごとと、いつからどんな様子が見られるかを医療機関へ伝えてください。

参考:日本精神病理学会「妄想」。各用語の説明へも同ページから進めます。

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